● オリオールズ 5 − 9 エンゼルス ○
<現地時間5月15日 オリオール・パーク>
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が15日(日本時間16日)、敵地でのオリオールズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場し、サイクル安打にリーチをかける5打数4安打1四球の5出塁3打点3得点、投手としては7回5失点で今季5勝目(1敗)を手にした。
投手としては2回に7番のアダム・フレージャー、3回に3番のアンソニー・サンタンダーと、2イニング連続で逆転2ランを浴びたものの、4回に大谷自身も4試合ぶりの一発となる勝ち越し9号3ランを放つなど、一挙5得点で再逆転。
5点リードの9−4で迎えた5回にも1番のセドリク・ムリンスに一発を浴び、この試合は全5失点が被本塁打によるものだったが、味方の援護にも恵まれ、7イニングを98球、4安打5失点、2四球5三振でまとめた。
打者としては第1打席から四球、右安打で2打席連続出塁とし、第3打席に決勝特大アーチ。第4打席に右三塁打を放ちサイクルヒットにリーチを掛けたが、その後の2打席はニゴロ、左安打で自身2度目の快挙達成とはならず。それでも今季4度目の猛打賞で、シーズン打率を再び3割に乗せる「.303」、OPS.932とした。
試合終了後、現地放送局のインタビューを受けた際には「サイクルヒット」への意識を問われ、「頭にはありました。ピッチングは思ったよう(な投球)に感じていなかったので、そこを切り替えられずにいたかな」とコメント。快音連発の喜びよりも、不本意な投球内容に悔しさを滲ませていた。
チームは4連戦カードの初戦を制し、連敗を2でストップ。22勝20敗の貯金2としている。
【動画】大谷翔平が“自援護”の飛距離456フィート特大9号3ラン
Shohei Ohtani knew he got all of this one.
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