阪神・原口がさすがの一振り 代打で千金打「こういう一打を見せるために…」

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2023年06月16日 22:44  ベースボールキング

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6回に左中間突破の適時二塁打を放つ阪神の代打・原口 (C)Kyodo News
○ 阪神 4 − 1 ソフトバンク ●
<1回戦・甲子園>

 阪神がソフトバンクとの3連戦に先勝。6回に代打で登場した原口文仁内野手(31)が決勝打を放った。

 阪神打線はソフトバンクの先発左腕・和田に苦戦。序盤3イニングはパーフェクトに封じ込まれると、1点を追う4回は連打と四球で無死満塁の絶好機を迎えたが、5番・ミエセスの中犠飛による1得点に終わった。

 6回は先頭の中野が左前打で出塁するも、3番・ノイジー、4番・大山はいずれもフライアウト。中軸の二人が凡退したものの、2番手左腕・島本が入っていた打順で代打起用された原口が重苦しいムードを一変させた。

 続投していた和田にカウント2−2と追い込まれたが、6球目の直球をフルスイング。捉えた打球は左中間フェンスを直撃する二塁打となった。この長打で一塁走者の中野が激走。最後は頭から本塁へ突っ込み、これが決勝の適時二塁打となった。興奮冷めやらぬ中、続く佐藤輝は9号2ランを右翼席へ。4−1とリードを広げ、和田をこの回限りでノックアウトした。

 来日初先発のビーズリーは立ち上がりの制球に苦しみ初回に1失点。それでも2回以降は粘り、4回4安打1失点で降板した。5回以降は島本、加治屋、岩貞、岩崎が無失点リレー。2イニングを1安打無失点に抑えた2番手の島本が2勝目、3点リードの9回をパーフェクトで締めた岩崎は10セーブ目(2勝)をマークした。

 試合後、島本と佐藤輝に挟まれお立ち台に上がった原口は、「数少ないチャンスの中で、ここで何とか一本打ちたいと思って打席に立ちました。中野選手がすごい走塁を見せてくれたので感謝です」と笑顔。

 スタメン野手が打ちあぐねたベテラン左腕を見事に1打席で攻略し「こういう一打をみなさんに見せるために、多くの人に協力していただいている。感謝をしっかり持ちながら、またいい活躍をしたい」と、自らを支える裏方さんへ改めて感謝の言葉を送った。

このニュースに関するつぶやき

  • まあ今日のソフトバンクも阪神の先日の仙台での楽天戦と同じで延長戦の翌朝飛行機(新幹線)飛び乗りそのままナイターだった、というのが、での阪神の勝利かと。
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