米連邦取引委員会が「アマゾン」を独占禁止法違反の疑いで提訴へ、海外メディアが報道

　米連邦取引委員会（FTC）が、アマゾン（Amazon）を反トラスト法（独占禁止法）違反の疑いで来週にも提訴する見通しだと、複数の海外メディアが報じた。

　サンフランシスコ上級裁判所で起こされた訴訟では、アマゾンの価格設定やプライム会員制度、アマゾンの加盟店に対してマーケットプレイスと物流サービスへのアクセスを違法に結び付けている疑いなどが焦点となっているという。FTCは今年5月と6月にも、同社が「アレクサ」と会話した子どもたちの音声データを保管していたことなどによるプライバシー保護法違反の疑いや、ユーザーをプライム会員に登録させ巧妙に自動更新に誘導し、解約方法も煩雑に設定していたことなどに対する訴訟を起こしていた。