娘の友達親子を車に乗せてあげた。ただそれだけのことなのですが、私は引っかかりを感じます。なぜなら相手が「リンちゃんのママ」だからです……。
リンちゃんのママは私より若くて派手で明るい人。子ども同士が仲良しなので、時々おしゃべりすることがありました。しかし私とはまったく違うタイプなので、子どもというきっかけがなかったら、人生で交わることがない人種だと思っています。正直あんまり得意じゃないです。そして以前こんなことがありました……。
リンちゃんのママが「ツムギちゃんパパみたいにカッコいい人と遊んどけばよかったーっ!」と言ったのは、ただの冗談だと思っています。……しかし旦那がリンちゃんのママを車に乗せたと聞いて、私の胸にはモヤモヤが生まれたのでした。本音では乗せてほしくなかった……。でも家の中から見た大雨を思い出すと、旦那は優しさから乗せてあげたのでしょう。頭ではもちろん分かっています。気持ちを落ち着かせないといけません。
「旦那が娘の友達の母子を車で家まで送ってあげた」はたから聞けば、なんでもないことでしょう。さらに私は旦那を信頼しています。何も問題はありません。……ですが私は相手の性格を知っているので、旦那が彼女を車に乗せたことが妙に引っかかってしまいました。特に「ツムギちゃんパパみたいな人と遊んどけばよかったーっ!」という言葉が忘れられず、また頭の中でリフレインされます。私は……神経質すぎるのでしょうか?
【第2話】へ続く。
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