久しぶりにみんなで外で飲んだお酒は楽しすぎました。真っ赤な顔をする私とは対照的に、メグミちゃんもサトコちゃんもケロッとしています。私は、もともとお酒は強くないのでかなり酔っぱらってしまいました。
そもそも今日はお酒を飲む予定ではなかったため、私たちは自転車で集合していました。お酒を飲んだあとは自転車には乗れないので私たちは自転車を有料の駐輪場に止めてあとで取りに来ることにしました。
「カナちゃん、こんなにお酒が弱かったのか……」とお酒をすすめた2人を反省させる羽目になってしまいました。
かなり酔ってしまった私は、2人のお言葉に甘えてリリのお迎えをお任せしてタクシーで家に帰ることに……。幼稚園には電話をして、今日のリリのお迎えはメグミちゃんとサトコちゃんにお願いしている旨を伝えました。
|
|
私はそもそもお酒が弱いことに加え、久しぶりの飲み会でペース配分がうまくできず、相当酔っぱらっていたようです。家に帰ってからすぐにソファに横になってぐっすり眠ってしまいました。すると……。
「おい!」とカズナリに怒鳴られ、私は目を覚ましました。「え? カズナリ帰ってくるの早くない? ちょっとまって、寝すぎた!? いま何時!?」
時計をみると、なんと19時です。酔いつぶれて思いっきり寝過ごしてしまいました。慌ててスマホを確認すると、ちゃんと2人がリリを迎えに行ってくれてそのあとメグミちゃんがリリを家で預かってくれているとメッセージが届いていました。
リリを預かってくれた上に、メグミちゃんに旦那の心配までさせてしまいました。
私は怒っているカズナリに、昼間ママ友とお酒を飲んだこと、ママ友がリリを預かってくれていることを説明して、ひとりで急いでメグミちゃんの家に行きました。
突然聞こえてきたカズナリの声と外の暗さに驚きました。私は久しぶりのお酒にダウンし、ちょっとリビングのソファで横になっただけのつもりが、どうやら寝てしまったようです。幼稚園から帰ってきたリリはメグミちゃんが預かってくれていたからよかったものの、母親として最低だと思います。カズナリも怒っています。リリにもメグミちゃんやサトコちゃんにも申し訳ありません。とにかく急いでメグミちゃんの家へリリを迎えに行きました。
|
|
【後編】へ続く。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・チル 編集・横内みか