その日はケントが幼稚園から帰ってきた後、義母の家に向かいました。孫が来て嬉しそうな義母の顔を見るたびに、私は親孝行している気分になります。イヤイヤ期のリヒトがいては買い物もままならないので、2人を義母に預かってもらって私は出かけます。
やんちゃな子どもたち2人の面倒をみる生活には、最近ときどき息が詰まりそうになります。少しくらいリフレッシュの時間があったってバチは当たらないはず。私がイラついているのは子どもたちにとっても良くないだろうし……。
私はカフェでお茶をして一息つきながら、義実家の近くに住むことにして本当によかった……としみじみ思いました。私の実家は遠方だし、結婚したときスグルが「母がなにかと手伝ってくれるだろうし、ユキナも心強いだろうから」と近居を決めたのです。
義母は子どもたちに会うと、いつでもとびきり嬉しそうな顔を見せてくれます。子どもたちも優しいばあばに懐いていますし、わが家の食費も大助かり。私も育児の気分転換をさせてもらえて、日頃のイライラをためこまず優しいママでいられます。
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【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子