前回からの続き。私はサラ。うちは子どもが3人の5人家族です。夫は実家が大好きなので、月に1回は家族みんなで義実家に帰省します。帰省しても、とくに観光に行ったり遊びに出るわけではないので私は退屈ですが、子どもたちは仲が良いいとこに会えることを楽しみにしているので、特に不満はありませんでした。義母も義姉のアリサさんも歓迎してくれるし「月に1回くらいなら」と、この帰省を受け入れていました。しかしその楽観的な考えが間違っていたようです。ある日、アリサさんからこんな電話がかかってきました。
帰省のときは、私たちが着くころにはもう夜ご飯の準備が終わっているので、食器を下げるくらいは手伝いますが勝手が分からないので本当に毎回最低限しかしていませんでした。食費も義母が出してくれているとばかり思っていたので、毎回義母にお礼を言っていました。
「母に比べたら、アリサさんの方がだいぶラクだと思うけど?」夫のこの言葉にびっくりしました。義母はたしかに過去、大人数をもてなしていたのかもしれません。でも、「だから嫁もやるべき」というのはいきすぎた意見ではないでしょうか。
アリサさんが「義母も旦那も話が通じない」と言った意味が分かりました。私の夫も話が通じず、アリサさんの負担は当たり前だと思っているようです。
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しかも「同居嫁の務め」なんて急に言われても、そこまで承諾して同居を決めたとは到底思えません。私だって、そこまでは考えません。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・林檎りん 編集・塚田萌