7月9日は「泣く日」です。
「泣(7)く(9)」の語呂合わせが由来の記念日とされています。
アニメには思わず涙してしまう作品が数多く存在します。長いストーリーが大団円を迎えたり、キャラクターが悲劇に見舞われたり、ひたむきな姿に感情移入したりと、涙の理由もさまざまです。
そこでアニメ!アニメ!では「“泣けるアニメ”といえば?」と題した読者アンケートを2年ぶりに実施しました。6月25日から6月29日までのアンケート期間中に156人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約55パーセント、無回答が約10パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下、20代、30代がそれぞれ約25パーセントでした。
■京都アニメーション作品がワンツー!
第1位
1位は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。支持率は約8パーセントでした。
本作は戦争で両腕を失った主人公・ヴァイオレットが、手紙の代筆する自動手記人形として新たな人生を歩む物語。暁佳奈さんの小説を原作としたファンタジーで、2018年にTVアニメ化され、その後劇場版も制作されました。
「敬愛する少佐が残した“愛してる”の意味を知りたい少女が、人の心を学んでいく感動作。戦うことしか知らなかったヴァイオレットが手紙を通じて変わっていく様子が素晴らしかった」や「どのエピソードも胸を打ちますが、母の愛情が美しい第10話や物語の結末を描いた劇場版は、何度見ても泣ける名作です」と繰り返し鑑賞している読者からコメントが寄せられました。
第2位
2位は『響け!ユーフォニアム』。支持率は約6パーセントでした。
『響け!ユーフォニアム』は高校の吹奏楽部を舞台にした青春ストーリー。武田綾乃さんの小説が原作で、2015年にTVアニメの放送がスタート。2024年4月から6月にかけて第3期『響け!ユーフォニアム3』が放送されました。
読者からは「第1期12話で主人公の久美子が“上手くなりたい!”と叫びながら橋を全力疾走するシーンでめっちゃ泣いた。これが青春!」や「第3期12話、最後のオーディションの後、大吉山での久美子と麗奈のシーンは、見ているこっちも号泣しました」とシリーズを通じて心を揺さぶられるシーンが多いタイトルです。フィナーレを迎えたばかりの作品が上位に入りました。
第3位
3位は『暗殺教室』、『ウマ娘 プリティーダービー』、『ガールズ&パンツァー』の3作品が同票でした。
『暗殺教室』には「殺せんせーが最後の出席をするシーンで泣いてしまった。殺せんせーの教えを胸にして成長していく様子にまた涙……」。
『ウマ娘 プリティーダービー』には「ツインターボがトウカイテイオーに諦めないことの大切さを見せつけたレースは感動モノでした」。
『ガールズ&パンツァー』には「劇場版で大学選抜と戦うことになり、試合開始直前に主人公のお姉ちゃんをはじめ、今までの対戦相手が駆けつけるシーンで胸が熱くなったから」と学園要素のあるタイトルが同順位で並びました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『ハイキュー!!』には「青春スポーツアニメの金字塔。主人公・日向翔陽をはじめ、魅力的なキャラクターたちがバレーボールと共に成長していく姿がいいんですよ。劇場版『ゴミ捨て場の決戦』も感動シーンがたくさんありました……!」。
『クレヨンしんちゃん』には「映画も最高ですが、スーパーまでみさえを迎えにいく『雨の日のおむかえだゾ』や、リレーで転んでしまったマサオ君に駆け寄る『友情のリレーたゾ』など、しんちゃんがとても良い子だとわかるエピソードは大人になるほど泣けてしまいます」。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』には「未来にあるはずの希望を信じて、仲間を失ってもボロボロになりながら突き進む少年たちの生き様に涙。最終回は涙が止まらなかった」。
『宇宙よりも遠い場所』には「女子高校生たちが南極を目指すという今までになかった青春モノ。とくに12話のラストシーンは花澤香菜さんのお芝居も相まって涙腺が緩んだ」と今年NHK Eテレで再放送されたタイトルにも投票がありました。
2024年版では京都アニメーション制作の人気作がワンツーを決める結果に。部活、スポーツ、アクションなど、幅広いジャンルのタイトルが揃っています。
■ランキングトップ10
[“泣けるアニメ”といえば? 2024年版]
1位 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
2位 『響け!ユーフォニアム』
3位 『暗殺教室』
3位 『ウマ娘 プリティーダービー』
3位 『ガールズ&パンツァー』
6位 『文豪ストレイドッグス』
7位 『鬼滅の刃』
8位 『宇宙よりも遠い場所』
9位 『銀魂』
9位 『ハイキュー!!』
(回答期間:2024年6月25日〜6月29日)
■ランキングトップ20
[“泣けるアニメ”といえば? 2024年版]
1位 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
2位 『響け!ユーフォニアム』
3位 『暗殺教室』
3位 『ウマ娘 プリティーダービー』
3位 『ガールズ&パンツァー』
6位 『文豪ストレイドッグス』
7位 『鬼滅の刃』
8位 『宇宙よりも遠い場所』
9位 『銀魂』
9位 『ハイキュー!!』
11位 『Angel Beats!』
11位 『CLANNAD』
11位 『夏目友人帳』
11位 『BANANA FISH』
11位 『僕のヒーローアカデミア』
11位 『ラブライブ!』
17位 『週刊ストーリーランド』
17位 『とらドラ!』
19位 『四月は君の嘘』
19位 『呪術廻戦』
19位 『進撃の巨人』
(回答期間:2024年6月25日〜6月29日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。