インターブランドが、 グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2024」を発表した。「アップル(Apple)」が12年連続となる首位を獲得。ラグジュアリーやアパレル関連のブランドの最上位は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が昨年から3つ順位を上げて11位となり、次いで14位の「ナイキ(NIKE)」、22位の「エルメス(HERMÈS)」がランキング入りした。
Best Global Brandsでは、グローバルに事業を展開するブランドを対象にブランドが持つ価値を金額に換算したランキングを作成。今回も首位をキープしたアップルの成長率は前年比3%減で、22年ぶりに低下する結果となった。2位には同11%増の「マイクロソフト(Microsoft)」、3位には同8%増の「アマゾン(Amazon)」がランクインしている。
50位以内に入ったラグジュアリーやアパレル関連のブランドは、ルイ・ヴィトン(同9%増)、ナイキ(同5%減)、エルメス(同15%増)のほか、23位の「シャネル(CHANEL)」(同7%増)、41位の、「グッチ(GUCCI)」(同10%減)、42位の「ザラ(ZARA)」(同8%増)など。
エルメスは、ラグジュアリーやアパレル関連のブランドとして最も高い成長率を示し、ランキング全体のブランドとして3番目に高い成長率を記録。また、また、74位の「カルティエ(Cartier)」は同7%増、75位の「ディオール(DIOR)」は同8%増、83位の「プラダ(PRADA)」は14%増と際立って成長しており、ラグジュアリーブランドの全体価値は同7%増と、昨年に続いて高い上昇傾向を示した。
そのほかラグジュアリーやアパレル関連のブランドからは、「パンドラ(PANDORA)」と「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」が初めてランクイン。それぞれ91位と99位に入っている。またジョーダンは、パーソナリティブランドとして初のランクインとなった。