メルコホールディングスがバッファローを2025年4月に吸収合併へ 新商号は「バッファロー」に

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2024年10月12日 13:11  ITmedia PC USER

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メルコホールディングスがバッファローの吸収合併を決定

 メルコホールディングスは10月11日、同社の子会社でPC向け周辺機器などを手がけるバッファローを吸収合併することを発表した。合併期日は2025年4月1日を予定しており、合併後の商号(会社名)は「バッファロー」となる予定だ。


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●メルコホールディングスとは?


 メルコホールディングスは、バッファローや、PCパーツなどの卸売などを手がけるCFD販売などを擁する「メルコホールディングスグループ」の中核会社だ。


 バッファローは「メルコ」として1978年8月に設立された。2003年10月、同社は純粋持ち株会社としてメルコホールディングスを設立し、その傘下に入った。その際に、メルコは商号を現在のバッファローに改めている。


●吸収合併の経緯


 メルコホールディングスは「森の経営」を標榜して、複合的な長期成長企業群となることを目指してきた。その一環として、創業者同士が兄弟関係にあった食品メーカーのシマダヤを2016年4月に関連会社化し、2018年4月には株式交換によって完全子会社化した。


 しかし2023年1月、同社は「経営環境・社会の変化が激しい現在の状況」を踏まえて、株式上場を伴うスピンオフ(経営分離)によってシマダヤをグループから独立させることを決定し、2024年10月に実行された。この際、メルコホールディングスの株主にはシマダヤの株式が交付されており、現在のメルコホールディングスとシマダヤはメルコグループ(※1)傘下の兄弟会社となっている。


(※1)メルコホールディングスとバッファローの社長を務める牧寛之氏が経営する資産管理会社


 バッファローの吸収合併は、シマダヤのスピンオフに次ぐメルコホールディングスの経営再編策となる。メルコホールディングスを存続会社、バッファロー(旧メルコ)を消滅会社とする吸収合併を行うことで、メルコホールディングスは事業持ち株会社としてグループをリードするという。これに伴い、メルコホールディングスは商号をバッファローに改める。


 今回の吸収合併は完全子会社に対して行うため、株主総会での承認を要しない「簡易合併」で行われる。ただし、商号変更と事業持ち株会社化に伴う定款(法人の基本規則)の変更には株主総会での議決が必要となるため、12月18日に定款変更を提案する臨時株主総会が行われる予定だ。



このニュースに関するつぶやき

  • 事実上、子会社のバッファローに逆合併される感じですかね。富士通やセブンイレブンやドコモみたいに子会社の方がデカくなることもあるわね。
    • イイネ!7
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