元日本代表MF本田圭佑が、パロFC(ブータン)と1試合限定で再契約したことを発表した。
現在38歳の本田は、名古屋グランパス、VVVフェンロ(オランダ)、CSKAモスクワ(ロシア)、ミラン(イタリア)、パチューカ(メキシコ)、メルボルン・ヴィクトリー(オーストラリア)、フィテッセ(オランダ)、ボタフォゴ(ブラジル)、ネフチ・バクー(アゼルバイジャン)、スードゥヴァ(リトアニア)を渡り歩いた。2022年1月にスードゥヴァを退団してからは無所属となり、カンボジア代表の監督なども務めていた。
そんな本田は、今年7月29日にブータン王者であるパロFCと異例の1試合限定で契約したことを発表。2021年11月以来の選手復帰を果たし、自身10カ国目でのプレーとなっていた。
当初は8月13日に行われたAFCチャレンジリーグ(ACGL)・プレーオフのチャーチ・ボーイズ(ネパール)戦のみの出場予定だったが、同5日に行われたトレーニングマッチに出場すると、同8日には国内リーグ戦にも出場。そして、チャーチ・ボーイズ戦にキャプテンマークを巻いて先発出場すると、劣悪なピッチ環境の中でフル出場し、2−1で逆転勝利を収めたチームに貢献を果たしていた。
なお、ACGLは2024−25シーズンより新設されたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に次ぐ大会であり、パロFCはクラブ史上初となるAFC大会の本戦出場となっていた。
そんななか、本田は自身の公式X(旧:ツイッター)を更新し、パロFCでもう1試合プレーすることになり、今月20日に行われる国内リーグ戦最終節のティンフー・シティ戦に出場することを発表。その理由については「ブータンサッカーに新たな歴史を作った結果には満足している。そして、その一部になれたことを誇りに思う。一方で、ゴールを決められなかったことには満足していない」と説明している。