日本時間あす夜から投票が始まるアメリカ大統領選挙です。最終盤でもハリス副大統領、トランプ前大統領が互角の戦いを続けていて、わずかな差が勝敗を分けそうです。両候補の集会会場から中継です。
選挙前最後の日曜日、ハリス副大統領がこの日の締めくくりとして集会場に選んだのは、激戦州・ミシガン州の大学でした。若者たちを前に「未来のために努力する」と訴えました。
民主党 ハリス副大統領
「Z世代を愛しています。みなさんには力があります。誇りに思っています」
ハリス氏が強調したのは、人工妊娠中絶の権利や民主主義を守るということ。いずれも「Z世代」と呼ばれる若者の間で関心が高いテーマです。
ハリス氏はこの日の演説で、あえてトランプ氏の名前を出しませんでした。有権者のおよそ2割を占める若者の動向が勝敗に大きな影響を与えるとみて、対立による分断ではなく、未来のために協調を選ぶとアピールしたかたちです。
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また、ハリス氏は「本番までの2日間、後悔のないように過ごそう」と強調。「最後まで友人・知人に電話やメールで支持を呼びかけてほしい」と訴えました。
トランプ前大統領が集会を行っている南部の激戦州・ジョージア州の会場前です。トランプ氏は移民問題について積極的に言及し、ハリス氏を攻撃しました。
共和党 トランプ前大統領
「彼女(ハリス氏)は公約を破り、我々の国境を消滅させ、ギャングと犯罪者、移民を解き放った」
トランプ氏は移民について「歴史上最大の国外追放を行う」と訴え、支持を呼びかけたうえ、ハリス氏について「私たちの家族を殺害している移民を輸入している」などと批判しました。
また、経済政策についてもハリス氏を批判したうえで、投票に行くよう強く訴えました。
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トランプ氏の支持者
「私はトランプ氏の国境政策を支持しています。国境からあらゆる移民が入ってきて、犯罪率を上げているので」
支持者からはすでに期日前投票を終えたとの声も多く聞かれました。トランプ氏はあす、3つの激戦州を回って集会を開き、投票日を迎えるギリギリまで支持を訴える予定です。