YouTubeに「声優殺し」の新機能、自動で吹き替え可能に 字幕なしで言語の壁を克服

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2024年12月12日 13:21  ITmedia Mobile

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YouTubeのイメージ

 YouTubeに自動吹き替えの新機能が追加された。動画クリエイターは声優に頼らずに吹き替え動画を作成でき、その視聴者は字幕なしでも言語の壁を克服できる──。そんな機能だ。


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 吹き替えといえば、洋画や海外ドラマなどでよく聞く言葉だ。俳優の演技や口元の動きに合わせて、声優が台詞を自国語に訳して吹き込むことを指す。この仕事を脅かすような機能が、YouTubeに追加された形だ。


 動画の言語が英語の場合、日本語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、インドネシア語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語に吹き替えできる。自動吹き替えの機能を利用し、動画を作成する手順は次の通り。


・1:動画をアップロードする


・通常どおり動画をアップロードするだけで、YouTubeが自動的に動画の言語を検出し、他の言語への吹き替えを生成。必要に応じて、チャンネル設定で動画の言語を変更することも可能だ


・2:自動吹き替えされた動画を確認する


・YouTube Studioの「言語」から生成された吹き替えを確認し、満足いく内容でなければ非公開にしたり、削除したりできる


・3:利用できるか確認するにはYouTube Studioへ


・チャンネルの設定を一括管理できるYouTube Studioの「詳細設定」で自動吹き替え機能を利用できるかを確認できる


 吹き替え音声がある動画は「自動吹き替え」ラベルが表示される。視聴者は自動吹き替え音声や「音声」メニューで元の言語を選択して視聴できる。一度選んだ言語設定は次に再生する動画にも適用される。


 なお、本機能の技術はまだ発展段階のため、翻訳内容が正確ではない場合があることに加え、吹き替えが元の音声のニュアンスを完全に再現しない場合がある。


 YouTubeは、Google DeepMindやGoogle 翻訳チームと連携し、より正確かつ自然な吹き替えを提供するための研究を続けており、今後、Made on YouTubeで紹介した「Expressive Speech」機能を通じて、クリエイターの声の抑揚や感情、動画の雰囲気までも再現するアップデートを予定している。



このニュースに関するつぶやき

  • 余り役に立つ機能と思えぬな 視聴者がぅP済動画を設定で特定言語以外を特定言語に自動吹き替えする機能が欲しい
    • イイネ!4
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