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「定時に帰りたい」新入社員は4割超え――そんな結果が、人材育成事業を手掛けるALL DIFFERENT(東京都千代田区)の調査で分かった。
今後3年間の会社での労働時間について、「定時に帰りたい」と回答した割合が最も多く、44.6%に達した。「週に2〜3回の残業までなら構わない」(38.7%)、「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」(11.3%)、「毎日残業でも構わない」(5.4%)が続いた。
2014年度と比べると「定時に帰りたい」と回答した割合は17.2ポイント高くなった。
仕事を通じて成し遂げたいことは「安定した生活を送りたい」(65.5%)、「自分を成長させたい」(50.1%)が上位に。
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2017年度と比較すると、仕事を通じて「安定した生活を送りたい」と答えた人の割合は増加傾向にある。一方で、「自分を成長させたい」とする回答は、2020年度を境に減少に転じ、2025年度は過去最低となった。
今後取り組みたい仕事は、「楽しくてやりがいのある仕事」(69.1%)が最も多かった。「自分の成長につながる仕事」と回答した割合は41.4%で2番目に多かったが、2020年度を境に徐々に減少している。
20代の時間の使い方は、「仕事とプライベート優先」(26.6%)と回答した割合が最も多く、「仕事とプライベートと自己投資をバランス良く」(19.1%)、「プライベート優先」(18.5%)が続いた。「プライベート優先」と答えた割合は徐々に増加しており、2025年度は2014年度(4.5%)の4倍以上の割合だった。
本調査は3月25〜4月24日、同社が提供する新入社員研修に参加した2025年入社の新入社員3933人を対象に、インターネットで実施した。
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