小1の自由研究で“猫の利き手”を200回調べたら……「お手本のよう」「博士になる才能では、と思ったら」 まさかの結末が1800万表示

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2025年07月26日 09:15  ねとらぼ

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小1のときの自由研究

 ネコの“利き手”を調べる小学生時代の自由研究の結果が、X(Twitter)に投稿されました。このポストの表示数は記事執筆時点で1800万回を突破しており、33万件以上のいいねを集めています。


【画像】自由研究の内容


 投稿者は、服部円(@madokahattori)さん。「ネコの利き手を200回調べてた小1の私、えらい。ネコもえらい」と、小学1年生のときに実施した理科の自由研究の結果を公開しました。


調べること200回

 この題材を選んだきっかけは、服部さん自身が右の小指をけがしたこと。服部さんは右利きだったため2カ月のけがで右手が使えず、文字を書くのに苦労したそうです。あるとき、家で飼っている猫をみていたら、手で器用に物をとっているのを発見。そこで猫にも利き手があるのかどうかを調べることにしました。


 調査方法は、当時4カ月だったシャム猫の男の子「服部セドリック・ハンゾウ」くんの体を1人が抑え、もう1人が目の前で猫じゃらしを動かすというもの。セドリック・ハンゾウくんが先に右前足を出したら表に「◯」を付け、左なら三角、両足同時ならバツ印を付けます。


 合計200回にわたる実験の末、右が110回で左は56回、両足は34回との結果が得られました。そのデータを元に小1の服部さんはセドリック・ハンゾウくんが右利きと判断。研究内容をまとめた原稿用紙に、「予想した通りになってうれしいです。これでうちの家族は全員右利きです」とつづりました。


 その後、編集者となった服部さんは取材をきっかけに社会人大学院生としてネコの研究を開始し、博士号を取得。世界中のさまざまなネコ研究の論文をまとめた書籍『ネコは(ほぼ)液体である』(KADOKAWA)を上梓しました。


 ネコの利き手を調べる研究には、「これは博士になる才能では、と思ったらなってた」「何より感心するのが目的、研究理由、内容、最初の予想をキチンと書いてる、大人でもできてない人いるのに」「『家族みんな右ききだから、ネコも右ききだと思う。』になんだかジーンと来ました」などの感想が多数寄せられています。


名前の由来

 なお、この自由研究の内容が市に評価され、地元で賞をもらったとのこと。「セドリック・ハンゾウ」という名前は、当時放送されていたアニメ「小公子セディ」が由来だそうです。


 服部さんはX(@madokahattori)の他、公式サイトとnote、Instagram(@madokahattori)も運営中。Webメディア「文化と生物学」の編集長も務めています。


画像提供:服部円(@madokahattori)さん




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