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<カーリング:五輪最終予選代表決定戦:ロコ・ソラーレ2−7フォルティウス>◇13日◇女子タイブレーク◇稚内市みどりスポーツパーク
五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが、26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)を逃した。
決勝進出をかけたタイブレークで、フォルティウスに大敗。3度目の五輪出場が消滅した。
第1エンド(E)に、いきなり3点を失った。スキップ藤沢五月(34)の最終投がわずかに乱れたところを突かれた。第3Eに1点を返したものの、第4Eに2失点。前半で1−5と、4点リードを奪われた。
後半は第5Eに2点を失い、第6Eには1点を奪ったが、コンシードで負けを宣言した。ライバルに対し「次も頑張って」と声をかけ、握手をかわした。終戦に藤沢らは、涙で抱き合った。
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藤沢は中継局NHKの取材に「悔やまれるとしたらSC軽井沢戦でドローショットを決め切れなかったところ。(五輪消滅には)自分たちだけでなく、どのチームも目指している。しっかり(世界最終予選で)出場権を獲得してきてほしい」とエールを送った。
大会前に、藤沢は「世界一」を宣言。18年平昌五輪で銅メダル、22年北京五輪では銀を獲得。最も輝くメダルを狙っていたが、道は途切れた。また「私たちには負けられない理由と、勝つための理由がある」とも言及。勝利への思いを明かしていたが、果たせなかった。
前回22年北京の代表決定戦では、北海道銀行フォルティウスとの一騎打ち。2連敗から3連勝で、五輪への道をつないでいた。
3チームで争う今回は、1次リーグ(L)で初日に2連勝したものの、2日目に2連敗。1次L3位でタイブレークにもつれ込んだが、決戦で敗れて3連敗。した。
フォルティウスは、1次L首位のSC軽井沢クラブとの決勝に進出。1次Lの勝敗を持ち越し、先に3勝すれば、日本代表として12月の五輪最終予選(カナダ)への切符を手にする。第1戦は、13日午後2時から行われる。【飯岡大暉】
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