ノートルダム女子中高など事業譲渡=男子校運営法人に―京都
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2025年10月23日 18:02 時事通信社

京都ノートルダム女子大などを運営する学校法人ノートルダム女学院(京都市左京区)は23日、同女学院中学高校と、共学の同学院小学校を来年4月、男子校の洛星中学・高校を運営する学校法人ヴィアトール学園(同市北区)に事業譲渡すると発表した。同女学院は2029年3月の大学閉学を公表しており、教育事業から撤退する。
小中高の在校生約1000人と教員は全員移籍するが、現時点で共学化や校名変更は予定していないという。
両法人とも同じカトリック系で、洛星中はノートルダム学院小卒業生の特別選抜枠を設けている。
同女学院はノートルダム教育修道女会が母体となって1951年に設立。小中高でこれまでに計約2万人の卒業生を輩出してきた。少子化により、近年は女子大も含めて定員割れの状況が続いていた。
同女学院の和田環理事長は記者会見で「教育の質と持続可能性を高め、より良い教育環境を提供できる」と述べた。
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