
【写真】宮崎駿監督が「アニメーターをやるやつは見ておくべき」とおすすめする「バッタ君 町に行く」
世界の優れたアニメーションを、ジブリ美術館がセレクトし広く紹介する活動を行う「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」では、これまで高畑勲監督・宮崎駿監督がおすすめする作品を中心に、世界の名作の数々をシリーズ化して届けてきた。
このたび、活動開始から20年を迎えることを機に、厳選した4プログラムを上映する「20周年記念映画祭」を開催することが決定。
プログラムの内容は、宮崎監督が「アニメーターをやるやつは見ておくべき。時代のせいでおもしろくないものと、時代を超えておもしろいものがあるはずで、その時代を超えるものをやっぱりフライシャーは持っているんです」と話す「バッタ君 町に行く」(1941/アメリカ)。
さらに、2度オスカーを獲得したフレデリック・バックの「木を植えた男」(1987/カナダ)をはじめとする代表作4作、フランスで公開と同時にアニメーション映画の記録を作った「キリクと魔女」(1998/フランス)。
|
|
|
|
そんな、制作された時代も国も異なる4プログラムをおくる。
「バッタ君 町に行く」「フレデリック・バックの映画」「キリクと魔女」の3プログラムは、35mmフィルムで上映。フィルムでの上映が可能な劇場が減っている今、フィルムならではの温かみのある映像体験を楽しむことができる貴重な機会となる。
1日2プログラムを上映予定。詳細スケジュールは公式HPにて。
三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー「20周年記念映画祭」は、東京・Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下にて、2026年1月16〜29日開催、2週間限定上映。
|
|
|
|
※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記
<上映プログラム>
・「バッタ君 町に行く」 1941年/アメリカ/78分
・フレデリック・バックの映画 カナダ
「アブラカダブラ」1970年/9分
「クラック!」1981年/15分
「木を植えた男」1987年/30分
「大いなる河の流れ」1993年/24分
・「キリクと魔女」1998年/フランス/78分
・「しわ」2011年/スペイン/89分
