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<フィギュアスケート:全日本選手権>◇21日◇東京・代々木第一体育館◇ペア公式練習
演技直前に負傷しながらもショートプログラム(SP)で首位発進していた三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、フリーは棄権することが決まった。朝の公式練習に姿を見せなかった後、日本スケート連盟(JSF)から「三浦璃来選手の左肩負傷のため」と発表された。
その後、本人たちは会場を後に。木原が「すみません、ご心配お掛けして」と集まった報道陣に話して、三浦とブルーノ・マルコット・コーチとともに引き揚げた。
愛称“りくりゅう”の三浦、木原組は、前日20日のSPで国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、世界最高点に相当する84・91点をマーク。ただ、演技前の6分間練習で三浦が左肩を脱臼していた。難しい状況の中で演技をし、三浦は「ハプニングもあったが、切り替えて挑むことができた。去年からの成長」とうなずいていたが、来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)へ治療優先、大事を取った形だ。
今大会は、五輪代表最終選考会となっているため参加必須。一方で三浦、木原組は25年の世界選手権で優勝するなど、最高峰の舞台で4度の表彰台を経験している。
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連盟の派遣選手選考基準には「過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ、選考することがある」と記されている。
フリーを棄権しても、代表入りは決定的な立場となっていた。
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