致死率40〜75%「ニパウイルス」インド東部で感染者を確認 日本の外務省も注意喚起 アジア各国では対策強化の動きも【news23】

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2026年01月30日 11:19  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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死亡率が高いとされる「ニパウイルス」。インドで感染者が確認され、アジア各国で警戒が高まっています。日本の外務省も注意喚起を行っていますが、いったいどんな感染症なのでしょうか。

【地図を見る】インド東部の都市コルカタ

「ニパウイルス」インドでヒトへの感染確認

日本人にも馴染み深い南国のリゾート地でも、いま警戒が高まっています。

トルコ人観光客
「もちろん、私たちは皆、あらゆるウイルスを恐れています。特にコロナ以降はなおさらです。すべてが変わってしまい、多くの人が亡くなりました。ですから、こうした病気には細心の注意を払うべきです」

警戒が高まる発端となったのがインド東部の都市コルカタ。

地元メディアによりますと、去年12月以降、市内の病院で2人の看護師が「ニパウイルス」に感染しました。
 
このうち1人は、重篤な状態だということです。

インド保健省は27日、感染者2人に接触した196人を検査した結果、「全員が陰性だった」と発表。感染経路ははっきりとはしておらず、状況を注視しているとしています。

ニパウイルスは「発熱」や「頭痛」、「嘔吐」などに始まり、重症化すると「急性脳炎」を起こし死に至る場合もあります。

WHO(世界保健機関)は、ニパウイルスを新型コロナウイルスなどと共に優先度の高い病原体に指定。
  
発症時の致死率は40%から75%とされています。

主な感染ルートについては、ウイルスを持つコウモリが食べたフルーツなどを通じて感染するほか、患者と介護者などが濃厚接触し、人から人へ感染することもあるそうです。

現在、有効な治療法やワクチンは確立されていません。

現地に住む日本人は…

コルカタ在住の日本人駐在員 小林史生さん
「コルカタの日本総領事館から27日に、感染が広がっているので十分注意するように注意喚起が出ていまして、十分気をつけなきゃいけないなっていうレベルで生活しています」

アジア各国で検疫強化、流行への懸念高まる

インド国外での感染はまだ報告されていないものの、アジア各国でウイルスの流行に警戒感が高まっています。

記者
「インドから多くの観光客が訪れるタイの空港では、今週から水際対策が強化されています」

女性
「感染が疑われる乗客はここに来てもらいます。発熱した人がいた場合、ここに隔離し詳細を聞きます」

タイ当局は対策として、コルカタから到着した航空便の乗客を対象に体温の検査を実施。健康状態に関する申告書の提出を義務付けています。

タイ保健省の会見
「(タイ国内で)豚やヒトなどに感染したケースはまだ見られない。ニパウイルスは危険な感染症なので今後も警戒を続けます」

これまでのところ日本国内での患者の報告はありませんが、2001年以降、バングラデシュやインドでは、ほぼ毎年患者が報告されています。

日本の外務省もニパウイルス感染症に関する注意喚起を行っています。

流行への懸念が高まっていることについて、専門家は…

埼玉医科大学総合医療センター 岡秀昭医師
「現時点では、人から人に容易に移るものではないので、水際で対策だけ行っておけば、日本国内で大きく広がっていくということは考えにくいと思う」

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