【柔道】角田夏実「引退」表明「舞台にもう1度立ちたいと思わなかった」第一線退くも柔道着脱がず

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2026年01月30日 13:01  日刊スポーツ

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記者会見の会場にサプライズで訪れた今井コーチ(左)から花束を贈られ涙ぐむ角田夏実(撮影・千葉一成)

柔道女子48キロ級で2024年パリ五輪(オリンピック)金メダリストの角田夏実(33=SBC湘南美容クリニック)が30日、千葉県浦安市で「これまでの私、これからの私」と題した会見を行った。自身の口から競技の第一線を退くことを正式に表明した。


引き際を決めたのは、昨年12月のグランドスラム東京開催時だったという。「私も舞台にもう一度立ちたいって思わなかった」と明かした。また、「第一線を退くことが私の中での引退。柔道着を脱ぐことではない」と強調した。


今後は子どもから大人まで柔道を通じた礼儀作法や体を動かす楽しさを届ける「柔道キャラバン」や国内外の道場開講のサポートをする活動など6つのプランも発表した。「自分で立ち上げた会社でやっていきたい。私ができることは全てやっていきたい」と新たな夢も語った。


昨年12月、競技の第一線を退く意向を固めたことを競技関係者が明らかにしていた。しかしその後、角田は自身のインスタグラムで引退報道について言及。「最終的な決断にはまだ至っておりません」とし、「正式に決断ができました際には、改めて公式の場で、私自身の言葉でしっかりとご説明させていただきます」とコメントしていた。


昨年12月中旬、無差別級の女子日本一を決める皇后杯全日本選手権につながる、関東選手権予選を兼ねた千葉県選手権にエントリーしていたが欠場した。


小学校2年の時に父と柔道を始め、千葉・八千代高から国立の東京学芸大へ。社会人になってから全日本柔道連盟の強化選手になった。24年7月パリ五輪に女子最年長31歳11カ月で初出場。女子48キロ級で金メダルに輝いた。鮮やかなともえ投げは角田の代名詞となり、“遅咲きのヒロイン”として一躍注目を集めた。


五輪以来の復帰戦となった昨年2月のGSバクーでも優勝。4月の皇后杯に五輪メダリスト推薦枠で参戦。最も軽い階級から減量なしの53キロで出場し、異次元の2勝を挙げた。順調な復帰コースを歩んだようにも見せたが、角田にとってこれが最後のトップ舞台となった。


「今まで柔道は恋人みたいな関係だと話していたけど、これからは柔道と家族になりたい。競技者としてじゃなくても、柔道と一緒に自分の人生を歩んでいきたいという思いはあるので、これからも柔道と一緒に寄り添っていきたい」


遅咲きながら近年最強クラスの柔道家が、第2章の人生を歩み出す。


◆角田夏実(つのだ・なつみ)1992年(平4)8月6日、千葉県八千代市生まれ。八千代高−東京学芸大。小2から柔道を始める。19年に52キロ級から48キロ級への転向を決断。21〜23年の世界選手権で3連覇。24年パリ五輪で金メダル。日本柔道女子最年長の五輪デビューで、この階級では谷亮子以来、20年ぶりの快挙。日本の夏季五輪通算500個目のメダルとなった。161センチ。血液型A。

このニュースに関するつぶやき

  • 大器晩成型というか、研究を出し尽くした感じですね 長い間お疲れ様でした ・・・どうせ、巴投げに関して何らかの規制でてくるだろうしなぁ(遠い目)
    • イイネ!1
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