
連日続く暑さと高い湿度により、熱中症の救急搬送者数が急増しています。
全国では1週間で3倍以上に増えており、東京でも14日は109人、15日は119人と、2日連続で100人を超えています。
【写真を見る】医師も実践!「暑熱順化」をうながす入浴方法 熱中症に負けない身体づくり【ひるおび】
都内のクリニックでも熱中症を訴える患者が増えています。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
多い日は2時間に1人ぐらい熱中症の患者さんが飛び込んでくるような感じです。
普通だと1日に何人かという感じなんですけど、もう時間単位で次々と来ています。
伊藤院長は今週急激に熱中症が増えた原因について、
・夜も暑く熟睡できずに疲労が蓄積した
・急に暑くなって暑熱順化ができていない
の2点を挙げています。
|
|
|
|
「暑熱順化」とは体が暑さに慣れることです。
暑熱順化がすすむと▼汗に含まれる塩分が少なくなる▼体内の熱を放出しやすくなる▼体温が上昇しにくくなるなどの変化が起こり、熱中症になりにくくなります。
伊藤院長によると、暑熱順化を助けるのは、食事と適度な運動、1杯の牛乳です。
恵俊彰:
生活習慣でなんとかなるんですか?
伊藤博道院長:
もう間に合わないような時期には来ていますけど、それでも暑熱順化をキャッチアップしていくことが大事です。牛乳は、タンパク質やミネラルを補う水分摂取という意味で大事です。
伊藤院長の1日の行動を聞きました。
|
|
|
|
≪朝≫
コップ1杯の水を飲む
布団を畳む、スクワットなど軽い運動をする
朝食は牛乳・ヨーグルト・バナナ・リンゴなどを食べる
(➡保水力の高い牛乳やヨーグルトでタンパク質やミネラルを補給する、果物のビタミンC、バナナのカリウム・食物繊維で腸内環境を安定させる)
≪職場では≫
・クリニックがある三階までは階段で移動
・診察中は手元に水、麦茶を置いてこまめに水分補給をする
・疲れた時の昼食には、夏野菜カレーや酸辣湯麺などの辛いものを食べる
(➡辛いもので新陳代謝をアップさせ、食後にはクエン酸ゼリーや梅干しなどで疲労回復)
・帰宅する前に、片道十五分ほどかかるコンビニエンスストアまでウォーキング
≪帰宅後≫
・バルコニーの室外機の前に打ち水をする
(➡コンクリートにこもった熱を気化熱で奪うことで、クーラーの効きを良くする&夜間の室内への放射熱を少なくする)
・夕食は、肉・魚を中心とした献立に納豆と温泉卵をプラスする
・入浴前に腹筋や腕立て伏せなど軽い運動をする
「暑熱順化入浴」は、体をしっかり温めて汗をかき、その後時間をかけて熱を逃がしていく方法です。※無理のない範囲で実施してください
・40℃前後の湯船に肩までつかり、しっかり汗をかく
・汗をかいた分、こまめに水分補給をする(お湯に浸かりながらでもOK)
・脱衣所で体の表面の水分をよく拭き取り、その後エアコンで冷えた風をやうちわなどで体にあて、ゆっくり体温を下げていく
|
|
|
|
恵俊彰:
疲れもとれそうですよね。
また、室内で働いてる方は移動中もずっとクーラーで体が逆に冷えている人も多いかもしれませんから、しっかりお風呂に入るというのはいいかもしれないですね。
コメンテーター 栗栖良依:
ぬるめの38℃ぐらいで半身浴するよりも、40℃前後の、結構熱めのお湯に入った方がいいんですね。
伊藤博道院長:
そうですね。リラクゼーションのためにはちょっとぬるめのお湯が一般的にはいいんですけど、暑熱順化入浴は汗をかくための入浴なので。僕は運動不足で汗をかく機会が少ない分、ここでちょっと熱負荷をかけて汗をかいています。
(ひるおび 2026年7月16日放送より)
