○ 中大 3 − 0 亜大 ●
（22日・ZOZOマリン）
中大の155キロ右腕・西舘勇陽投手（4年・花巻東）が亜大打線をわずか1安打に封じ、今季2勝目をリーグ戦初完封で飾った。
最後の打者を中飛に打ち取ると、常に冷静沈着でポーカーフェイスを貫く右腕は感情を高ぶらせ、この日一番の雄たけびを上げた。9回110球を投げぬき、許した走者はわずかに一人。自己最多の13三振を奪い、無四死球完封で相手打線を圧倒したエースは「いらないランナーが出ていないので、自分のペースで投げることができた」と胸を張った。
雪辱を果たした。亜大との1回戦は7回1失点の好投も、チームは敗戦しており「1点取られたら負けという思いはあった」。この日も、昨秋から打線が非常に苦しめられていた亜大・草加勝との投げ合いとなったが、「先に1点を取ってくれたので、0点で抑えられてよかった」とドラフト候補エース右腕対決を制し、チームに今季初の勝ち点をもたらした。
取材・文＝灰原万由（はいばら・まゆ）
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