CL・グループH開幕3連勝スタートを切ったものの、前節の敗戦で決勝トーナメント進出を確定させられなかったバルセロナ。痛恨の足踏みで、下位との勝ち点差が縮まったバルセロナの第5節は、2位ポルトとの“首位攻防戦”。試合は30分に先制点を許したが、その直後にDFジョアン・カンセロの同点弾が決まると、後半にはFWジョアン・フェリックスのゴールで逆転に成功した。試合はこのまま2−1で終了し、3シーズンぶりのグループステージ突破を決めている。
2年前に凋落の一途を辿っていたバルセロナに帰還し、再建を託されたシャビ監督。常々口にしていたCL・グループステージ突破というひとつの目標を達成した同指揮官は「解放されたか？ いや、我々は投獄されていたわけではないから、そのようには感じていない。ただただ、幸せなんだ。前へと進めているのだから、喜びつつも落ち着いている。特に、後半の内容にはとても満足」と告白。また「今夜はすべてのクレが幸せになれる日だ。日曜日まで、安心できる特権を得た。これこそがバルサだ、もう心配ない。我々はコントロール下にあることだけに専念しよう」と安堵感を語っている。
さらに、シャビ監督は「ラウンド16に進出することは、私にとっても、バルセロナにとっても、とても重要なこと。クラブ全体にとって一歩前進なんだ」と強調。続けて「我々に士気と自信を与えてくれたのは、この2年間にヨーロッパリーグに参戦したということ。（グループ）1位になりたい。チームが成長したのは明らかで、第5節で突破を決めたということがそれを意味している」と成長が目に見える形で現れていることに満足気だ。
CLの第一関門を乗り越えたバルセロナの次戦は来月3日、ラ・リーガ第15節でアトレティコ・マドリードと対戦する。
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