
専業主婦でいるのは、子どものケアのため
ママスタコミュニティでコメントをくれたママたちが専業主婦をしている理由としてその他に多かったのは、「子どものケアを一番に考えたから」というもの。もちろん共働きの方だって子どものケアは考えていると思いますが、仕事をしているとどうしても疲れが溜まってしまったり、子どもとのコミュニケーションの時間が減ったりすることもありますよね。そういった面を考えて夫婦で話し合い、専業主婦を選んだ方々もいるようです。
『下の子のときに小学校に入学するまではケアマネとして働いていたけれど、入学を機にすべて引き継ぎして辞めた。上の子は土曜保育、学童、お留守番って(実母が同居だったけど)ずいぶん我慢させちゃったからね。お金が多少豊かでも気持ちが豊かじゃなかったなと反省の意もある』
『子どもたちはもう小学生だけれど、「帰ってくるとき家にいて欲しい」「勉強を見て欲しい」、「家の事をちゃんとやって欲しい」「食事はバランス良く健康的なものを毎日作って欲しい」と言われたから。それに徹して欲しいってことで専業です。それぞれ実家も遠いから手伝ってもらうこともないし、子どもを預ける先もなかったし』人生は、優先順位を決めなければならないこともあります。何かを捨てて何かを選ぶのです。決して裕福な暮らしはできないけれど、子どもといる時間を一番大切にしようと思う人もいれば、今は仕事を優先して子どもが将来自由に進路を選べるお金を貯めようと思う人もいます。結果、親の希望でないながらも専業主婦になる方々もいるようですね。
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心ないことを言う人の言葉なんて真に受けなくていい!
専業主婦を選んでも、兼業主婦を選んでも、それは家庭の事情や優先順位を考慮して選んだ結果です。そのことを知らない他人が口を出していいことではありません。
『各家庭が、家族が、それでいいならいいと思う。誰に何を言われても、「うちのことをよく知らない人が何か言っている」と思っていたらいいよ』
『心ないことを言う人のことなんか気にしない方がいいよ。その人が間違っているんだから』もし、「専業主婦なんてお気楽ね」と他人に言われたら、それは専業主婦のラクな部分しか見えていない嫉妬心から生まれた言葉だと思えばいいのです。
筆者は子どもが生まれたばかりのとき、心底専業主婦でいるのが嫌でした。大人と話せないし、子どもと四六時中一緒にいなければならない。そのうえ子どものお世話で家事の手が回らなければ、夫に「専業主婦なのだから」と責められることだってありました。だから「専業主婦なんて羨ましいわ」と言う友人に、「仕事しているなんて羨ましい」と言ったこともあります。「嫌味か!」と怒られもしましたが、隣の芝生は青く見えるもの。それぞれ水面下ではいろいろな事情があったのだと思っています。
相談者さんがどんなことを言われたのかはわかりませんが、事情を考慮せず心無いことを言う人の発言は、無視してしまってもいいのではないでしょうか。
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