胡口和雄アナ「親子ほど年齢が違う」松井秀喜さんと交流を深めたきっかけは!?

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2024年05月11日 11:11  ベースボールキング

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ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める胡口和雄アナウンサー
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム5月のテーマは“私の選手との交流”

「だいたい僕らも選手との交流を深める一つのきっかけとしては年齢が近い、学校の先輩、後輩というのがあるんだけど、僕と松井くんの場合は26歳、親子ほど年齢が違う。彼が入った時は僕は44歳だったから、どういうふうな接し方をすればいいのか…」。

 ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める胡口和雄アナウンサーは、巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんとの交流エピソードについて語ってくれた。昨年12月2日に配信された実況アナルームで、松井さんの“ヤンキース移籍決定の日”について語ってもらったが、今回は松井さんと交流が深まったきっかけについて語ってもらった。

 「最初に彼に質問したのは、入団した時にどこかの打席でフライを打ち上げたんだよね。彼にしては悔しそうな表情を見せた。打てなくて悔しかったのかなと思い、あの悔しい表情は露骨に出したのか、打てなかったから悔しかったのと聞いたら、“打てるボールだったのに打てなかったから悔しかった”という答えが返ってきた。それが最初に口に聞いたグラウンド上の話ですね」。

 胡口アナと松井さんは共通の知り合いも多く、ゴルフでも一緒になることが多かったという。

 「オフのゴルフには松井くんが来ていた。彼はまだそんなにゴルフをやるチャンスがなかったので、初めてゴルフコンペに出て、気心知れた人ばかりだから気楽に出たんだろうね。僕もゴルフをやっていてもちっとも上手くならない方だったから、彼とはスコアはあんまり変わらなかった」。

「ただ飛距離が違う。松井くんはOBが多いから数字が多くなっていく。僕はただ単に下手だから数字が大きくなってくる。ゴルフが苦手という共通点があって、数をこなしていなかった、練習をしない、練習場に行かない、朝早く起きるのが苦手、自分で車で運転していかないといけない。そういうのが重なって、ゴルフはあんまり得意じゃないんだよねという話になったんだよね」。

 松井さんと交流が深まったのは“食事”。

 「広島の遠征には串揚げ屋さんに行ったり、遠征先の方が食事は誘いやすい。雨で中止になって、情報を取らなきゃいけないから、彼が着替えている時にのんびりしていたので、何か話を聞こうと思ったら、“胡口さん空いてます?”と、広島の時にね。松井くんがどこかご飯に行きましょうかと言ってきたので、僕の知っている店があるから連れてくよとなって、その串揚げ屋さんに行った。最初は彼の方から声をかけてくれたのかな。それからいろんなところに案内するようになったね」。

 こうして交流を深めていき、家族ぐるみで仲良くする関係性になった。松井さんがメジャーリーグ挑戦後には、胡口アナと奥様と松井さんの応援をしに行ったり、今回松井さんが巨人宮崎春季キャンプの臨時コーチを担当した際には、入れ違いになり会うことはなかったが、松井さんから連絡があったという。松井さんと知り合ってから「もう30年になるんだね」と胡口アナはしみじみと語り、部屋を後にした。

▼リスナーに向けてメッセージ
「基本的には選手の悪いことは言わず、選手のいいことをファンの人にアピールするために自分の取材したことを話してあげて、選手のマイナスになるようなことはなるべく注文は出すけど、中傷みたいなことはしないような中継を心がけているから、聴いてて楽しくなるような温かい中継ができればいいかな。選手の持っている熱い部分を伝えられたらいいかなと思います」。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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