大和証G、あおぞら銀に15%出資=持ち分法適用会社に

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2024年05月13日 17:01  時事通信社

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時事通信社

あおぞら銀行の看板
 大和証券グループ(G)本社とあおぞら銀行は13日、資本業務提携契約を結んだと発表した。大和証Gがあおぞら銀の第三者割当増資を引き受け、株式の15%強を519億円で取得。社外取締役1人を派遣し、持ち分法適用会社化する。

 あおぞら銀は、米国の不動産市況悪化などで収益が低迷。大和証Gからの出資を受け入れて経営立て直しを図るとともに、大和証Gの証券機能や顧客網を活用し、M&A(買収・合併)や不動産関連ビジネスなどを強化する。

 あおぞら銀の大見秀人社長は同日の記者会見で、「ベンチャー向け融資などのニーズが日増しに高まっており、そこにリソースを向けるために資本増強する」と説明した。

 あおぞら銀が同日発表した2024年3月期決算は、純損失が499億円と15年ぶりの赤字に転落。米商用不動産向け融資で損失に備える引当金を追加計上したほか、米金利上昇による外国証券の損失処理などが響いた。 
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