2025年卒大学生の6割超が「地元就職希望」、その理由は?

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2024年05月13日 17:31  ITmedia ビジネスオンライン

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2025年卒大学生の6割超が「地元就職希望」、その理由は?

 マイナビ(東京都千代田区)は2025年3月卒業予定の大学生、大学院生を対象に「2025年卒大学生Uターン・地元就職に関する調査」を実施した。その結果、2025年卒の学生が地元就職を希望する割合は6割超、その理由として最も多いのが「両親や祖父母の近くで生活したい」であることが分かった。


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 2025年卒の学生が地元就職(Uターン含む)を希望する割合は62.3%と、前年と比較し0.3ポイントの減少となった。6割を超えるのは2023年卒以降、3年連続となる。


 地元就職を希望する理由については「両親や祖父母の近くで生活したいから」が最も多く47.2%だった。「実家から通えて経済的に楽だから」(37.5%)、「地元(Uターン先)での生活に慣れているから」(36.5%)が続いて上位に挙がった。


 他にも「何かあった場合に誰にも頼ることができないのは心細い」「実家から通えば最初は仕事のことに集中できそう」などの声や、「子育てを両親に手伝ってもらったり、両親の介護が必要になった際に手助けしやすい」「実家から通って老後に向けてのお金を貯めたい」などの声も挙がった。


 地元以外の地方で働いてみたいと思うかの質問について、44.4%が「働いてみたい」と回答した。働いてみたい理由は「趣味と仕事のバランスをとりたい」が最多で36.0%、次いで「見聞を広げたり、新たな発見ができるから」(29.3%)、「住む場所にこだわりがないから」(28.2%)と続いた。


 地元以外の地方で働いてみたいと思ったきっかけについては「インターンシップで訪れてその場所での生活や仕事に興味を持った」「旅行で訪れて住みたいと思った」などの声があった。


 調査は3月21日〜4月5日、2025年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生3017人を対象に実施した。


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