日銀が国債購入減額=量的縮小、視野に―長期金利、半年ぶり高水準

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2024年05月13日 19:02  時事通信社

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時事通信社

日銀本店=東京都中央区(EPA時事)
 日銀は13日の公開市場操作(オペレーション)で、国債の買い入れ額を減らした。減額は3月のマイナス金利政策解除後、初めて。大規模金融緩和策の下で進めてきた国債買い入れを順次減らし、保有残高を縮小していく「量的引き締め」が視野に入ってきた。減額を受け、長期金利はおよそ半年ぶりの水準に上昇した。

 市場では、日銀が3月以降も月間6兆円程度の国債買い入れペースを続けてきたことで、金融正常化に慎重との見方が広がり、円安が進む一因とされていた。

 今回、減額対象となったのは、償還までの期間が「5年超から10年以下」の国債。購入額は4250億円と、前回から500億円減少した。日銀は、毎月4回の国債買い入れを実施している。今回の購入ペースが維持されれば、月間で2000億円、年間では2兆4000億円の減額となる。 

このニュースに関するつぶやき

  • 事業資金の調達金利に影響するから支払利息が増えて経費が増大し物価上昇圧力になるね。
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