朝8時から大行列の“変則的”ラーメン店、味もボリュームも最高なのにコスパも神レベル

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2024年05月14日 05:20  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

ここ数年、都内では早朝から営業を開始するラーメン専門店が増えている。今回は朝8時から行列が絶えない東京・新橋のラーメン店「ニューともちん」を紹介したい。

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■新橋駅前の名物ビル

JR新橋駅「汐留地下改札」から出て地下街を都営浅草線方面に進むと、左手に見えてくるのが「新橋駅前ビル1号館」の地下入口。このビル、約60年前に建てられた激シブい建物だが、ウマくて安い酒場や喫茶店がぎっしり詰まった“サラリーマンのオアシス”的スポットなのである。

夕方になるとビジネスマンたちが仕事上がりの一杯を楽しみに立ち寄り、フロア全体が活気で溢れる。しかし今回お邪魔するのは早朝だ。

 

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■小型店舗が集まる路地に

地下1Fフロアは一部が迷路のように小型店舗が並んでいるが、その端っこに位置しているのがラーメン店「ニューともちん」。営業開始時間は朝8時。まだビル内に人がほとんどいない時間帯にも関わらず、朝ラーメンを食べようと開店待ちラーメンファンが列をなす人気店だ。

券売機を見ると、メニューは2つだけ。「中華そば」(750円)、「ワカメ」(100円)というストロングな構成で、ライスと漬物が無料。ライスが欲しい人は、券売機横にある黄色い札を取って店員さんに渡せば良い。

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■手際良い職人さんの動き

店内はスタンディングオンリーで7人だけが入れる。チケットを購入し15人ほどの入店待ち列に並び直したが、じつに回転がよく、約20分後には記者もカウンターに着くことができた。

厨房は歩き回れる範囲がたたみ1畳分ほどしかなく、そのスペースを最大活用しながら手際よく職人さんがラーメンを作っている。チャーシューは麺を茹でている間に、スライサーで切り出していき、合間に洗い物、そしてネギを切り、丼にスープを入れ…まさに流れるような一連の作業だ。

時折1万円札の両替対応なども行い、そのスピーディーな一挙手一投足を客たちは見守っている。…そう、俺のラーメンは次か、その次かとワクワクしながら。

 

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■コスパも味も最高

間も無くラーメンが完成。記者の前に運ばれてきた一杯は、まるでチャーシューメンかのように、肉で麺が隠されたコスパ抜群の逸品だった。醤油スープはキレがあり、出汁の旨味が十二分に出ている。表面には美味しさを増す透明な脂が浮かんでおり、濃厚麺は佐野ラーメンを思わせる平打ち麺。噛むごとに小麦の美味しさが溢れる最高の味だった。

自慢のチャーシューはしっかりタレが染み込んでおり、脂身のしつこさが皆無。やや厚めにカットされた長ネギとの相性が良く、コリコリ食感の細切りメンマも抜群にウマい。あっという間にすべてをすすりあげ、完食。次のお客さんのことを考え、みな足早に店を出ていく。

これで750円は信じられないレベルで、常連と思われる出勤前のサラリーマンはトッピング「ワカメ」を2つ乗せ楽しんでいた。

営業は夜8時まで。朝から極上の一杯を楽しめたら、その日の仕事も一段とはかどりそうである。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)

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