大物芸能人を次々虜にする蒲田の「最強」から揚げ弁当店、想像絶する人気の高さに驚愕…

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2024年05月14日 10:50  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

めちゃくちゃ偏った思想かもしれないが、古き良き地元密着型「弁当店」がある町は魅力的な町である。東京・蒲田にある「鳥久」はまさにその代表格といえる。

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■ローカル弁当店の魅力

見知らぬ土地に行った際、腹が減ったら読者諸君は現地で弁当を買うだろうか。駅弁やコンビニ弁当を除き、多くの人が「おお、ここは星4もあるのか」と地元の人気飲食店をネットで探すはず。購入後に食べる場所を探す必要があると、どうしても選択肢から外れてしまいがちなのだ。

しかし、それはじつにもったいないことである。各地にはその地に根ざした優良弁当店が潜在している。そんな地元民、その地で働く人々に愛され続けるローカル弁当店を食べ歩いて行きたい。

 

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■お昼前にはほぼ完売?

今回紹介するのは、東京・蒲田にある鳥料理専門の老舗弁当店「鳥久(とりきゅう)」。1928年創業で、特製のから揚げを主力に、各種弁当を展開している。

店舗は蒲田エリアに3店舗。JR蒲田駅から徒歩10分ほどの場所にある「本店」、その真横にある鳥惣菜オンリーの「からたつ」、そして駅前にある「蒲田東口店」(いずれも17時まで営業、本店のみ16時閉店)だ。

12時00分、家を出発する際、念の為店に電話すると「まだ何種かお弁当がありますが、残り50個くらいなのでお早めに…」とスタッフさんに言われ「そんなに残っているなら余裕じゃん」と思っていたが、とんでもなかった。

12時30分ごろ、各店舗を回ると東口店、本店とも店前には大行列ができており、すでに大半の弁当が売り切れ状態。本店は7時から営業開始とあり完全に遅れを取った形だ。並んでいる客はみな3個、5個とまとめて買っていく。まさに蒲田の鉄板ローカルフード。ものすごい人気…。

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■テレビ関係者に愛される店

こちらの弁当、じつはロケ弁、楽屋弁当としてテレビ業界内では超有名。横山やすしさんをはじめ、松本人志、マツコ・デラックスのほか、アンジャッシュの児嶋一哉、霜降り明星・粗品、そしてせいやもその味に魅了された一人だという。

確かに児嶋は、自身のYouTubeチャンネルで「何百回も食べた」「どの弁当も絶対ウマい」とベタ褒めしていた。せいやも同じくYouTubeで、白米にカラシと紅生姜を散らした後にから揚げを食べるというオリジナルの食べ方を披露し、「ロケ弁ランキングの1位。マジで美味い」と絶賛していた。

 

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■めちゃくちゃ美味しい…

記者が購入したのは「特製弁当」(900円)。から揚げ、チキンカツ、煮たじゃがいも、つくね、かまぼこ、そして焼鳥が1本入っておりボリューム満点。

から揚げは、小麦粉ではなく片栗粉を使用し、まるで竜田揚げのようにクリスピー。しかも不思議なことに冷めても衣はさくさくしており、肉はふっくら柔らか。弁当によくある「身は固く、衣はシナシナ」といった感じが1%もない。

焼鳥はしっかりした塩味が弁当にぴったりで、絶妙な甘辛さで味付けされたつくねは濃厚な旨味がある。白米は、ガス釜で炊いているそうで粒がしっかり立っており、時間が経過してもじつに美味。味もバランスも量も完璧だ。

そして900円という神コスパ。お世辞抜きでこの弁当店目当てに蒲田へ引っ越したいと感じさせるほどのクオリティだった。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)
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