ザルツブルク(オーストリア1部)は15日、2024−25シーズンからの新監督としてペピン・リンダース氏を招へいすることを発表した。なお、契約期間は3年となり、来季のプレシーズン開始からチームを指揮することが明らかになっている。
現在41歳のリンダース氏はPSVのユースやポルトのユースやトップチームでコーチを務めた後、2014年にリヴァプールのU−16コーチに就任。トップチームでもコーチを務めた後、2018年1月〜5月にはNECで監督も歴任した。同年6月にリヴァプールに復帰して以降は、ユルゲン・クロップ監督の“右腕”としてチームを支えていたが、同監督退任に伴い、今季限りでクラブを離れる予定となっていた。
なお、リヴァプールは4年半ほど育成コーチを務めているヴィトール・マトス氏もザルツブルクに加わることを明らかにしており、新天地ではリンダース新監督のアシスタントコーチに就任することになるようだ。
新監督就任が決定したことを受け、リンダース氏はザルツブルクのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「ザルツブルクの新しい監督に就任したことを誇りに思うし、ここにいられることは私にとって本当に光栄なことだ。PSV、ポルト、リヴァプールを経て、私は強力な組織と優れたアカデミーを備えた新たな美しいクラブに加入することになった」
「私がこれまで在籍してきたクラブはすべて、いくつかの共通点がある。攻撃が非常に重要であるというクラブ精神や主要なトロフィーを獲得するという真の信念、そして何よりも試合への情熱と成功への野心がすべての基本であるクラブたちだ」
「アシスタントのヴィトール・マトスとともに、変化し続けるサッカー界でクラブが成長できるように全力を尽くしていく。私の家族は以前、この街を訪れたことがあるが、その美しさと人々の優しさに圧倒された。これは私にとってザルツブルクへの加入を決める最後の重要なステップにもなった」