ママが仕事をするのは、お金を稼ぐことも大きな理由の1つでしょう。しかし仕事が合わなかったり人間関係で悩んだりすると仕事を辞める場合もあります。そうなると周りから「お金の心配」をされることもあるようです。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。
『仕事を辞めたら「経済的にきつくない?」と言われた。どうして他人にうちの経済面の心配をされないといけないのだろう。「旦那さん頑張らないとだね」とも言われたけれど、いちいちイラっとくるのは私だけかな?』
投稿者さんが仕事を辞めたことを知った周囲の人から、お金の心配をされてしまったそう。仕事を辞めたら今までの収入がなくなるのは事実ですが、投稿者さんもきちんと考えた上でのことでしょう。それに他人の家のお金の心配をするのは、余計なお世話のように感じてしまうのかもしれませんね。なぜ周囲の人たちは、他人の家のお金事情を心配するのでしょうか。
他のママたちが、投稿者さんの家計を心配する理由
共働きでないと生活ができないと思われている
『投稿者さんが働かないと食べていけないと、勝手に思っているんじゃない?』
もしかしたらこれまで投稿者さんが働いていたのは、旦那さんの収入だけでは生活ができないからと思われていたからかもしれません。言ってきた相手は実際に投稿者さんの旦那さんの年収がどのくらいなのかはわからない状況ですから、共働きでないと生活がままならないと心配したのでしょう。しかしそういった一方的な考えで他人の家の経済状況を心配するのは、心配された方からしたら「余計なお世話」になってしまいますよね。
自分の家庭では、仕事を辞めたら生活がキツくなってしまうから
『その人の家庭がそうだからじゃないの。相手の経済状況は聞けないから、自分の立場でしか考えられないんだよ』
投稿者さんの経済状況を心配した相手は、自分が仕事を辞めてしまうと家計が苦しくなってしまうのではないでしょうか。投稿者さんの話を聞いて「自分の家だったら……」と、自分がおかれている状況を顧みて心配をしてしまったのかもしれません。家庭の経済状況はそれぞれのはずですが、投稿者さんの家庭も自分と同じと思ってしまった可能性もありますね。
仕事を辞められる投稿者さんが羨ましいと思っているから
『ただの嫌味じゃない? 意地悪な』
『相手は言わないとやっていられないのよ。言って自分のイライラを鎮めているのだと思う』
共働き世帯のなかには、家計の事情などで仕方なく仕事をしている場合も。本当は仕事をしたくないと思っていると、仕事を辞められる投稿者さんが羨ましいと感じてしまうのかもしれません。そして自分が仕事を辞められないことにイライラして、その気持ちを嫌味として投稿者さんにぶつけているのではないでしょうか。「悔しい」とか「羨ましい」という気持ちが強いのかもしれません。
単なる会話の流れで言っただけ
『本気で心配してないし、そういうときって何となくありがちなことを言うものじゃない?』
『別に家計がどうという突っ込んだ話ではなく、「働かないと大変だよね」という感じの挨拶程度の声掛けだと思う』
相手の人は本当に家計のことを心配したり、嫌味で言ったりしたのではなくて、話の流れをくんだ上で心配しているようなことを言った可能性もあります。仕事を辞めた人に対して、どう返事をすればよいのかわからなかったのかもしれませんね。そこでよく言われるようなフレーズを使ったとも考えられます。深い意味はなかったというパターンも考えられます。
相手の言葉にどう答える?
『家計がキツくないから辞めるんだよ? と言う』
『私ならわざと、「そうなんだよね〜」とお金がないふりをするけれどね。余裕あると思われるより、お金がないと思われている方が人付き合いは楽だよ。余計な見栄をはらなくてもよいしね』
他のママたちが周囲から同じことを言われたら、生活が大変ではないから辞めると正直に話すとの意見もあります。その一方で正直に話したことで「相手のママが共働きの場合なのは、相手の旦那さんの稼ぎが少ないから」と受け止められてしまう恐れもあります。そうすると人間関係にヒビが入ってしまう可能性があるので、ここは相手の話に合わせるというのも手でしょう。
周囲の声は真に受けない。うまく聞き流そう
『「そうよー、旦那には頑張ってもらわなくちゃー」とケラケラ笑って、適当に流せるようになった方が楽だよ』
今回投稿者さんは自分の考えを持って仕事を辞めたにもかかわらず、周囲の人からお金の心配をされてしまうのは心外ですよね。このように周りの人からのちょっとした言葉にイライラさせられてしまうこともありますよね。でも相手に何か言われるたびにイライラするのは、疲れてしまうもの。それに反発すると相手からさらに何か言われてしまうかもしれません。そこで逆に相手の話に合わせるようにすると、それ以上話が展開されないのではないでしょうか。他のママたちからは「適当に流す方が楽」とのアドバイスもありました。心穏やかに過ごすためには、相手の話を聞き流す「スルー力」も大切になってきそうですね。
文・こもも 編集・ここのえ イラスト・べるこ
■ママスタセレクトで読む