銀座のクラブ放火容疑、元従業員逮捕=大仏マスクで侵入、窃盗疑いも―警視庁
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2024年05月17日 12:31 時事通信社
東京・銀座の高級会員制クラブに放火したとして、警視庁捜査1課は17日までに、非現住建造物等放火容疑で、住所不定無職の稲本恵司容疑者(38)を逮捕した。「火を付けていないし、銀座にも行っていない」と容疑を否認しているという。
稲本容疑者は放火前にクラブに侵入し、高級ウイスキーなどを盗んだ疑いがあり、同課は窃盗容疑でも捜査している。同容疑者は2022年12月までこのクラブで働いており、裏口が無施錠なのを知っていたとみられる。
逮捕容疑は、今年3月18日午前4時20分ごろ、東京都中央区銀座のクラブの更衣室に火を放ち、店の一部を焼損させた疑い。当時、店は営業しておらず、けが人はいなかった。
同課によると、稲本容疑者は2日前の同16日午後、大仏のマスクをかぶり、広げた傘で身を隠しながら裏口から侵入。防犯カメラには、高級ウイスキーを盗む様子が映っていた。
同18日は、午前1時半ごろに窃盗をした後、いったん店を出たが、再び侵入して火を付けたとみられている。
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