スタバのアイスティー、新入りバイトが“必ず一度はハマる”神カスタム「プラス55円で劇的に旨い」

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2024年05月18日 09:21  日刊SPA!

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 はじめまして。ミニマリストで元スタバ店員の阪口ゆうこ(@sakaguchiyuko___)です。10年ほど勤めていました。
 今回は軽く事件の香りが漂う「知る人とぞ知る」を枕詞に、スタバのアイスティーについてお話ししたいと思います。この事実を知ると「私、ちょっとばかしスタバには詳しいよ」という顔ができるようになるので、皆様必見です。

◆ティー頼んだことある?

 スターバックスに来たものの、コーヒーはあんまり得意ではないし、甘いのもあんまり好きではないという人は一定数。いや、けっこうな人数いる。そしてそういう人たちは皆、こう言うのだ。「紅茶って何があります?」。

 2016年にスターバックスコーヒージャパンが展開を開始したTEA(茶類)のブランド「TEAVANA(ティバーナ)」は、現在もそんなお客様のハートをガッチリ鷲掴み続けている。

 TEAVANAのブランドコンセプトは「TEA REIMAGINED」。翻訳すると「TEAを多彩に変えていく」だ。TEAの楽しさを無限に生み出し、お客様のTEA体験を豊かなものにすることを目指すという、熱い情熱が溢れている。

◆こんなにあるんかい

 そのコンセプト通りTEAの種類は多く、初めてTEAのメニューを見たお客様は「こんなにあるの?」などと驚かれる。店舗で楽しめるストレートのホットティーは6種類。

【イングリッシュブレックファースト】
→アッサムなどのインド産の茶葉をベースに、スリランカ産の茶葉をブレンドした紅茶。ミルクとの相性も良い。

【アールグレイ】
→華やかなブラックティーにベルガモットエッセンスを組み合わせたブレンド紅茶。

【カモミール】
→シトラスとカモミールを組み合わせた、柔らかいフローラルの香りを感じるブレンドハーブティー。カフェインなしの紅茶ならこちらがおススメ。

【ユースベリー】
→パイナップルやマンゴーなどをブレンドしたホワイトティー。ハイビスカスと酸味のあるアップルで仕上げたフルーティーな味わいの紅茶。

【ほうじ茶】
→世界に誇る日本茶。厳選された茶葉を使用し、香ばしく豊かな風味が特徴。

【ゼンクラウド ウーロン】
→中国の山奥、標高約850メートルの茶畑で育った茶葉を使用した。世界的にも有名なZEN(禅)の名前がついた紅茶。

 どの種類を選んでも値段は統一で、トールサイズ480円、グランデサイズ525円、ベンティサイズは570円。

 そしてショートサイズはドールサイズと同じ値段の480円なので「ショートサイズください」とオーダーされるお客様に関しては、スタッフがすかさず「お客様! ショートサイズとトールサイズは同じ値段ですので、大きいほうを頼まれてはいかがですか」とトールを推されるケースが多い。そして、そのスタッフの圧からトールを選ぶというのがデフォルトの流れである。

◆スタバのアイスティーを知ってるか?

 そして、アイスティーに関しては、常時2種類が用意してある。「ブラック」と、「パッションティー」だ。

 アイスティーの「ブラック」はそのまんまブラックティーの意味で、オーソドックスな紅茶と思ってもらってよい。ミルクを入れても、甘みを足してもおいしい。

 そしてもうひとつの「パッションティー」は、爽やかな酸味が特徴で、綺麗な赤色をした、ハイビスカス、オレンジピール、シナモンリコリストがブレンドされたハーブティーだ。こちらに関しては、分離をしてしまうのでミルク類を入れるのはご法度。

 元スタッフの私のおススメは、パッションティーに甘みを足すこと。無料で提供されるガムシロップよりも+55円(店内価格、持ち帰り価格54円)で楽しめるカスタマイズのバニラシロップ追加を強くおススメする。これはマジで美味い。私の記憶が確かなら、新入りバイトが必ず一度はハマるカスタムだ。

◆ホットティーをアイスティーに変更できる

 アイスティーは、それ以外にも用意ができる。表向きにアピールされていないこの情報、知っている人は少ない。注文の仕方は、ごくごく簡単。TEAのメニューから好みの紅茶を指名し、「これをアイスで作ってほしいです」と言うだけ。イージーすぎる。

 スタッフは「少しお時間いただきますがよろしいですか」と言うだろう。というのも、オーダーを受けてからホットティーを抽出し、氷を使ってアイスに仕上げるという手順を踏むからだ。どんだけスムーズでも5分はかかる。

 でも、めったにないオーダーなので、スタッフが軽くパニックになりてこずることもあるので、提供までの時間は倍の10分見積もっておいてよし。

 スタッフは研修の期間にホットティーはアイスティーでも提供できるということを教わるが、本気でレアオーダーなので、抽出の手順などを間違わないように慎重になる、どうか温かい目で待ってほしい。ちなみに私は10年ほど勤めていたが、このレアオーダーのたびに脳内で「キターーー!」と叫び、ドキドキしていた。

◆レアアイスティーのおススメカスタム

 そんなこんなで、時間をかけて、手に入れたアイスティーは、喜びもひとしおだろう。ストレートでもとってもおいしいのだが、やはりカスタマイズも楽しんでいただきたい。

 イングリッシュブレックファーストのアイスティーはほぼほぼブラックティーなので、頼む人は少ないが、+55円のカスタマイズでホワイトモカシロップ追加を頼んでみてほしい。それだけで甘党さんもウハウハの濃厚なロイヤルミルクティーができあがる。

 アールグレイのアイスもミルクを足したり甘みを足して楽しめる。ガムシロップをあらかじめ入れてもらって+55円で豆乳を追加するのがオススメ。 
 
 ユースベリーは無料のはちみつだけでも美味しいが、+110円でシトラス果肉追加もオススメだ。非常にツウなカスタムな上に値段は跳ね上がるが美味しい。こちらのカスタマイズはホットでもぜひお試しいただきたい。

◆どんだけ優秀なんだバニラシロップ

 カモミールは+55円でバニラシロップを足すのがおススメ。いや本当にどんだけ優秀なんだバニラシロップ。ほうじ茶とゼンクラウドウーロンもミルクを足してみてほしい。そして上からはちみつを垂らしてみてほしい。聞き馴染みのあるティーが大変身する驚きを味わってほしい。

 これから暑い季節がやってくる。嫌だと言っても毎年律儀に夏はやってくる。

 毎年暑くなりすぎて、「どこまで気温上がんの?」と夏が嫌いになっている人も少なくないだろう。そんな人が少しでも夏が好きになれますように、という思いを込めてアイスのドリンクを紹介しました。

<TEXT/阪口ゆうこ>

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

【阪口ゆうこ】
1981年生まれ。整えアドバイザー。片付けや整えについてのブログ「HOME by REFRESHERS」を運営。コラムなどの執筆、セミナー開催を行う。著書に『ゆるミニマルのススメ』などがある。好きなものはビール、宴会、発信すること。嫌いなものは戦争、口内炎、マラソン。
Instagram:@sakaguchiyuko___
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