「未婚のシンママ」現役グラドルが、結婚や新しいパパについて思うこと

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2024年05月21日 16:31  日刊SPA!

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友人とBBQした時の写真。左が筆者(吉沢さりぃ)
 2023年7月末に未婚のまま出産し、シングルマザーとなったド底辺グラドル兼ライターの筆者(吉沢さりぃ)。今回は、あらためて「結婚」について考えてみたいと思う。
◆「結婚はしない」「恋人もつくらない」と決めているわけではない

 息子氏は現在、下の歯が3本目、上の歯も少し見えてきた。ベビーカーを止めると、腕を伸ばして抱っこを求めるようなポーズをしたり、服を着せるときに自ら腕を袖に通したりするようになった。日に日に人間味が増していく。

 ありがたいことに友人たちもとても可愛がってくれていて、よくうちに遊びにきてくれる。先日、木更津から友人が来て「さりぃちゃん恋人できたの?」と唐突に聞いてきた。

 洗面所に手を洗いに行った際に、歯ブラシが2本あったからだという。残念ながら、それはどちらも筆者のもので、好きな人もいないし、恋人ができる気配もないし、そもそも出会いが全くない。

 でも別に「結婚はしない!」「恋人も絶対につくらない!」と決めているわけでは全然なく、むしろ結婚未経験者なので結婚という行為は1度くらいはしてみたいと思う。

 ただ結婚はしたいけど「恋がしたい!」「キュンキュンしたい!」という気持ちはあまりなくて「子煩悩なパパがいたら一緒に子育てしたい!」「結婚式がしてみたい!」という感じである。

◆年齢を重ねたからこそ「結婚式がしてみたい!」

 去年の11月、何年ぶりかの結婚式に参加したが、これがものすごく良かったのである。

 もちろん、今まで結婚式には何回も参列しているが、20代の頃は数合わせで呼ばれたり、参加しても「旦那だれ?」という場合もあったので、正直そこまで強烈に憧れることはなかった。それが38歳で参加した結婚式で、感慨深く思ったのだ。自分が年齢を重ねたからなのかもしれないが、改めてウエディングドレスっていいな〜挙式いいな〜と思った。

 みんなに祝福されて“自分が主役の日!”って、今後の人生であるのかな〜とか考え出したら、めちゃくちゃ結婚式がしたくなった。

 筆者が「結婚しなくても結婚式がしたい」というと、隣の席だった同級生が「アンタ1人でやんなよ!アタシは行くよ!」と笑っていた。1人の結婚式とは一体……。自分がウエディングドレスを着るついでに、息子氏にもタキシードを着せて一緒に歩きたいな〜。

◆もしも子煩悩なパパがいたら…

 そして、子煩悩なパパについて。今、筆者だけでも子育てを楽しめているけど、同じテンションの人がもう1人いたらいいな〜って。この前、家に遊びに来てくれた女友達が“高い高い”してくれて、息子氏はきゃっきゃと声を出し、満面の笑みを浮かべていた。

 その友人は身長170cm、筆者は156cm。彼女の天井につきそうなくらいの高い高いにテンション上げる息子氏を見て「パパがいたらこんな感じなのかなぁ」とふと思った。

 そして、その息子氏があまりに可愛かったがゆえに、もう1人子どもを産みたくなってしまったのだ。

 当初は息子氏だけを大切に育てると決めていたのに、息子氏が思いのほか育てやすく(まだ0歳だから、今後ワルになるかもしれないけど)「息子氏みたいな男の子をもう1人育てたい! 兄弟と楽しく遊ぶ息子氏を見たい!」という欲が出てきてしまったのだ……。

◆血の繋がりは必要なのか?

 そんな話を親族にしていたところ、息子氏に好意的な親族が「もしも結婚でもしたら、もう何も手伝わない」と真顔。さんざん「父親がいなくて可哀想」と言っていたのに、結婚はダメってなんでやねん!

「パパがいた方がいいって言ったじゃん!」と筆者が返すと、「本物のパパなら必要だけど、この子と血が繋がっていないパパは絶対にダメ!」というのだ。

 なぜここまで頑固に反対するのかといえば「(パパは)血が繋がっていなかったら絶対に息子氏を可愛がれない。ましてや兄弟なんてできたら終わりだよ。息子氏がツラい思いをするのが目に見えてる」と言う。ま〜、そりゃなぁ〜。普通に考えたらそうだよなぁ〜。

 血の繋がりは確かに大事だというのはわかるが、筆者の父は血が繋がっていても娘のお年玉貯金を使い込むような男だったので(汗)、あまり関係ないような気もする。

 筆者の周りに離婚・再婚のステップファミリーは多いが、うまくいっている。仕事でお世話になったある男性は、実子は元奥さんと暮らしていて、今育てている子どもは血の繋がりはないが「自分の子と同じ」なんだとか。

 ただ、「お前、もしも結婚したいなら子どもが2歳までのうちだと思うよ」とも言っていた。それは結局、血が繋がっていようがいまいが、幼いうちから見ていたら子どもに愛着が湧くし、むこうも懐くということらしい。あくまで彼の体験談だが「たとえば反抗期とかだったら、難しかったかもなぁ」と言っていた。

◆自然な出会いがあれば…

 筆者は、わざわざ子どもを預けてまで恋愛も婚活もする気は毛頭ないが、自然な出会いがあったとしたら無下に突っぱねるつもりもないといったところ。

 実は、全く記憶にないのだが、数年前から筆者は「可愛い男の子を産んでシンママになりたい」と言っていたそうだ。だからシンママになったときに数人から「夢が叶ったね!」と言われて、自分の発言を忘れていたので、かなりびっくりした。

 今まで口に出したことはけっこう叶っているから、口に出せば叶うのかもしれない。どなたか息子氏と私をもらってください!

<文/吉沢さりぃ>

―[ド底辺グラドル兼ライター、未婚の母になる]―

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720

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