金利0.3%の定期預金に1年間、30万円を預けたら利息はいくら?

0

2024年05月21日 21:40  All About

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

All About

皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、30万円を1年間、金利0.3%の定期預金に預けた場合の利息についてです。
お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、30万円を1年間、金利0.3%の定期預金に預けた場合の利息についてです。

Q:金利0.3%の定期預金に1年間、30万円を預けたら利息はいくら?

「金利0.3%の定期預金に1年間、30万円を預けたら、利息はいくらもらえますか?」(30代)

A:税引き前の利息は900円、税引き後は約717円受け取れます

今回は、金利0.3%の定期預金に、30万円を1年間預けたときの利息について解説します。

定期預金に預けた利息には、20.315%の税金(所得税+所得税の額の2.1%相当額(復興特別所得税として令和19年12月31日まで))が引かれます。把握しておきましょう。

では、30万円を金利0.3%で1年間預けた場合に、実際に受け取れる金利を計算してみると以下のようになります。

税引き前受取利息=30万円×0.3%(0.003)=900円
税引き後受取利息=900円−(900円×20.315%(0.20315))=717.165円≒717円

つまり30万円を金利0.3%で1年間預けて得た利息900円から、所得税等の税金が引かれ、約717円の利息が受け取れるということになります。

なお、定期預金の満期前に途中解約してしまうと、金利が普通預金の金利となり、定期預金の金利よりも低くなってしまいます。満期日が到来するまでの期間は、使う予定のないお金を預けるようにするといいと思います。

30万円とそんなに大きな金額でなくとも、金利の高い定期預金に1年間預けることによって、700円強の利息を受け取れます。

ネット銀行や地方銀行などは、都市銀行と比較すると高金利の傾向があります。あまり身近な銀行ではないかもしれませんが、適用要件や引き出すときの手数料等を確認した上で預金すると、満期時に受け取れる利息も多くなります。預金する銀行を選択する際に覚えておくといいでしょう。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

    前日のランキングへ

    ニュース設定