イエベとブルべの違いは白目の色味でわかる? 瞳の色や質感でパーソナルカラーを診断する方法

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2024年05月24日 20:20  All About

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パーソナルカラー診断では、肌や髪だけでなく瞳の色や質感を注意深く観察し、その人に似合う色の傾向を導き出します。今回は瞳の色や質感に焦点を当て、4つの基本タイプ別の虹彩の輪郭、虹彩の色や模様などについて特徴を解説します。
パーソナルカラーとは、その人に似合う色のこと。肌・瞳・髪の色や質感の特徴を分類し、それぞれ似合う色の傾向を導き出します。

パーソナルカラー診断では、黄みを帯びた暖かみのある色が似合うイエローベース(イエベ)、青みを帯びた冷たい色が似合うブルーベース(ブルベ)の、大きく2つに分類します。さらに、イエベは春タイプと秋タイプ、ブルベは夏タイプと冬タイプというように、4つのタイプに分類するのが基本です。

パーソナルカラーの4つの基本タイプの特徴は以下のとおりです。
パーソナルカラーの4つの基本タイプと似合う色

・イエベ春タイプ:イエロー、イエローグリーン、ベージュ、コーラルピンク、オレンジなど、華やかで暖かみのある色が得意

・ブルベ夏タイプ:水色、ラベンダー、明るいネイビー、オフホワイト、ベビーピンクなど、爽やかで涼しげな色が得意

・イエベ秋タイプ:ブラウン、モスグリーン、レンガ色、辛子色、オリーブなど、深みのある暖かみのある色が得意

・ブルベ冬タイプ:ブラック、ホワイト、グレーのモノトーンを華やかに着こなすタイプ。鮮やかな色をアクセントにするのが得意

今回は、瞳の色や質感に焦点を当て、パーソナルカラー診断の4つの基本タイプの特徴を解説します。

イエベとブルベの違いを白目の色でチェック!

まずは白目の色を観察しましょう。目に見える色は光の色の影響を受けるので、自然光や自然光に近い照明の元でチェックしましょう。目が疲れてくると充血することもあるので、晴れた日の午前中にチェックするとよいでしょう。

イエローベース(イエベ)の人は、白目の印象に暖かみがあります。ブルーベース(ブルベ)の人は、白目の印象が涼やかです。

虹彩の輪郭(白目と黒目の境)

眼球の色がついている部分を「虹彩」と呼びます。虹彩は生体認証に用いられるように、人それぞれ色や模様などが異なります。虹彩の直径は約10ミリと小さいですが、カラーコンタクトレンズが流行しているように、虹彩の色はその人の印象を左右します。

虹彩の輪郭を観察しましょう。

イエベ春タイプとブルベ冬タイプは、虹彩の輪郭がはっきりしています。輪郭の色をよく見ると、イエベ春は明るいゴールデンブラウン、ブルベ冬タイプは黒っぽい色をしています。この2つのタイプは、はっきりした鮮やかな色が似合うという共通点があります。

ブルベ夏タイプとイエベ秋タイプは、虹彩の輪郭がぼんやりしています。輪郭の色をよく見るとブルベ夏はグレーっぽい黒、イエベ秋タイプは深みのあるオレンジブラウンです。この2つのタイプは、穏やかでソフトな色が似合うという共通点があります。

虹彩の色と模様

虹彩の中央の濃い小さな円を「瞳孔」と呼びます。虹彩は瞳孔を大きくしたり小さくしたりして網膜に入る光の量を調節しています。虹彩はカメラの絞りのような働きをします。
パーソナルカラーの4つの基本タイプの虹彩の模様

・イエベ春タイプ:虹彩は明るい茶色でガラス玉のようにキラキラしている。瞳孔のまわりに輪のような、ひまわりのような模様がある。

・ブルベ夏タイプ:虹彩は柔らかい黒〜赤みを帯びた茶色。全体にひび割れたガラスのようにもやもやとした感じがする。白目の発色がきれいで、まなざしの印象が優しい。

・イエベ秋タイプ:虹彩は暗い茶色〜黒。瞳孔から虹彩へ向かって、オレンジっぽい星状のギザギザがある。光が当たると、虹彩の色が深みを増す。

・ブルベ冬タイプ:虹彩は柔らかい黒〜黒っぽい茶色。瞳孔から虹彩へ向かって、タイヤのホイールのような線がある。目力がある。

カラーコンタクトレンズを使用する場合は?

カラコンの着色部分の直径は、12.5〜14.6ミリが主流です。前述したように、裸眼の虹彩の直径は約10ミリなので、カラコンをつけると虹彩がひとまわり大きくなったように見えます。黒目がちになるため、若々しくかわいらしい印象になります。

カラコンの着色部分には、さまざまな色やデザインが施されています。「好きな色だから……」という理由だけでカラコンを選んでしまうと、裸眼となじまず瞳が浮いて見えることがあります。

パーソナルカラーのタイプ別におすすめのカラコンを紹介するサービスもあるので、参考にしてみるとよいでしょう。

松本 英恵プロフィール

カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。
(文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド))

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