英キャサリン皇太子妃、国王誕生日祝うパレード参加へ がん公表後初

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2024年06月15日 09:25  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席する事を発表したキャサリン皇太子妃(ロイター)

昨年のクリスマス以降公務を休んでいた英王室のキャサリン皇太子妃(42)が14日、ロンドンで15日に開催されるチャールズ国王の公式誕生日を祝うパレード「トゥルーピング・ザ・カラー」に参加し、公務復帰することを発表した。


がん治療中の皇太子妃は、医師の許可がでるまで公務復帰はしないと報じられており、年内の復帰は難しいとみられていた。


今年1月に腹部の手術を受け、術後の検査でがんが見つかったことを今年3月に公表したキャサリン皇太子妃は、初期の抗がん剤治療を受けるなど治療に専念してきた。長らく公務から離れていることから健康状態を巡ってさまざまな陰謀論がネットで拡散されていたが、14日に3カ月ぶりとなるメッセージと最新ポートレートを公式SNSで発表した。


「今週末に家族と一緒に国王の誕生日を祝うパレードに参加することを楽しみにしています。夏の間にいくつかの公務に参加したいと思っています。同時に、まだ困難を脱していないことも分かっています」とつづり、パレードの参加と公務復帰を明言した。


「この数カ月、たくさんの優しい応援や励ましのメッセージをいただき、感動しています。ウィリアム皇太子と私にとって、世界を変えてくれるものであり、困難な時期を乗り越える助けとなりました」との書き出しで始まる長文のメッセージで、皇太子妃は現在の体調についても触れている。


「順調に回復してますが、化学療法を受けている人なら誰でも知っているように、体調の良い日と悪い日があります。悪い日は体が弱って疲れ、休むことしかできません。でも良い日には、強くなった感じ、その気分を最大限に生かしたいと思います」とコメント。治療は現在も継続中であり、今後数カ月続く見通しだと述べ、「1日1日を大切にし、自分の体の声に耳を傾け、回復に必要な時間を取ることを自分に許しています」とつづり、体調を見ながら公務を行っていく意向を示している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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