山寺宏一、TARAKOさんと昼からファミレス飲み「笑顔しか思い出せない」

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2024年06月15日 14:01  ORICON NEWS

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TARAKOさんのお別れ会『TARAちゃんありがとうの会〜たいせつなきみへ〜』=山寺宏一 (C)ORICON NewS inc.
 テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』(毎週日曜 後6:00/フジテレビ)で、主人公・まる子の声優を務めてきたTARAKOさんのお別れ会『TARAちゃんありがとうの会〜たいせつなきみへ〜』が15日、東京・TFT HALL 1000で開催された。多くの作品で共演してきた声優・山寺宏一は涙をにじませながら別れを惜しんだ。

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 山寺は「デビューして間もない頃にご一緒してから、もう長い付き合い。同世代ということで、『TARAちゃん』『ヤマちゃん』って呼び合おうと話すくらいの間柄でした」と生前の交流を明かし、TARAKOさん主宰の演劇集団WAKUへの参加なども回顧。「こんなに温かい芝居を書く人が声優の世界にいるのかと、心から尊敬しておりました」と伝えた。

 WAKUの作品への出演は1度きりとなったが、「いつも誘っていただいて、毎回見に行っていました。昨年末に上演された舞台も拝見して、楽屋で写真を撮ったときはとっても元気だったのに…信じられないという気持ちが大きいです」と悲しみを吐露。

 仕事のみならずプライベートでも親交を深めていたと言い、「作品に出させていただいたときに、『本当に出てほしかったの!』と喜んでくださって。『早い時間だけど飲みに行こう』と誘われて、『こんな時間に開いているお店なんてないですよ』と言ったら、『ファミレスがあるわよ』と。僕らももうそこそこの年齢ですけど、まさかファミレスで昼から飲むとは…(笑)。結局かなり長い時間飲んでしまったんですけども」と微笑ましいエピソードも明かし、「本当に楽しくて、いつも励ましてくれて。笑顔しか思い出せないんですよね」と言い、涙を流した。

 そして「才能あふれる声優さんはたくさんいますが、その人じゃなきゃダメだろうという作品ってそうそうないと思うんです。声優は大切なお仕事ですが、“声優のおかげで”というものはなかなかない。でも、TARAちゃんじゃなければ、『ちびまる子ちゃん』という作品はこれほど日本中、世界中で愛される作品にはなっていなかったんじゃないかと思います」と、声優として最大限の賛辞を送った。

 献花は一般のファンも対象で、午後2時から4時まで受け付ける。

 TARAKOさんは1981年、アニメ『うる星やつら』で声優デビュー。83年には、シンガーソングライターとしてデビューした。90年より『ちびまる子ちゃん』で主人公のまる子役を務め、代表作は『まじかる☆タルるートくん』(タルるートくん)、『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』(チビキング)など。96年、演劇集団WAKUを主宰し、舞台の脚本・演出を手がけた。

 アニメ以外の声の仕事も精力的で、『女神のマルシェ』(日本テレビ)、『しあわせ家族計画』(TBS)、『銭形金太郎(テレビ朝日)など各局のテレビ番組のナレーションも多く務めてきたほか、明治乳業、バンダイ、森永製菓、ケーズデンキなど各企業のCMナレーションも担当した。


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