【ラグビー】「イイワケナシ」エディー日本、先発に早大2年矢崎由高!6・22イングランド戦

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2024年06月20日 19:35  日刊スポーツ

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イングランド戦2日前の練習で軽快に走る日本代表FB矢崎(右から2人目)(撮影・松本航)

ラグビー日本代表(世界ランク12位)が、フレッシュな“超速ラグビー”で難敵に挑む。20日、過去11戦全敗のイングランド(同5位)とのテストマッチ(22日、東京・国立競技場)メンバーを発表。9年ぶりに代表を率いるエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)は、早大2年で先発FBの矢崎由高(20)など、代表経験のない8人を登録した。先発総キャップ169の日本が、同522の伝統国に立ち向かう。


◇   ◇   ◇  


ジョーンズHCは「イイワケナシ」とほほえみ、第2次政権初戦を見据えた。東京・府中市内で調整後に新宿区へ移動し、夕刻に始まった記者会見。主将を任命したリーチの隣に座り「ベストプレーヤーを選出した。最後の瞬間まで接戦に持ち込み、最終的に勝利したい」と青写真を描いた。


サプライズはFB矢崎の抜てきだ。6日に始まった宮崎合宿には練習生で招集。U20(20歳以下)世代が中心となった4月の国際大会(サモア)を現地視察し「素晴らしい選手。それほど選出は難しくなかった」と可能性を見抜いていた。神奈川・桐蔭学園高、早大で1年生から活躍し、魅力はステップとスピード。イングランドは空中戦で重圧をかけてくると予想される中、同HCは「若い選手は感情面の未熟度が問題に挙がるが、練習を見ていても、プレッシャーに耐えうる選手」と太鼓判を押した。


早大2年での代表デビューは同じFBの五郎丸歩氏らと重なり、ジョーンズHC自身は第1次政権で同大学1年だった藤田慶和を抜てきした。「我々は日本のラグビーを変えなければならない」。そう誓う名将に見いだされ、スター候補がベールを脱ぐ。【松本航】


◆矢崎由高(やざき・よしたか)2004年(平16)5月12日、新潟県生まれ。大阪で育ち、堀江翔太らを生んだ吹田ラグビースクールなどで競技に打ち込む。桐蔭学園高では1年時に定位置をつかんで全国制覇。高校日本代表。早大1年でU20日本代表に“飛び級”選出。特技は「足の指を開く」。180センチ、85キロ。


◆日本代表メンバー


〈1〉茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)


〈2〉原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)


〈3〉竹内柊平(浦安D−Rocks)


〈4〉サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)


〈5〉ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)


〈6〉リーチ・マイケル(主将、東芝ブレイブルーパス東京)


〈7〉ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)


〈8〉ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)


〈9〉斎藤直人(東京サントリーサンゴリアス)


〈10〉李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)


〈11〉根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)


〈12〉長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)


〈13〉ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)


〈14〉ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)


〈15〉矢崎由高(早稲田大)


〈16〉坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)


〈17〉三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)


〈18〉為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)


〈19〉サウマキ・アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)


〈20〉山本凱(東京サントリーサンゴリアス)


〈21〉藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)


〈22〉松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)


〈23〉サミソニ・トゥア(浦安D−Rocks)


※所属チームは今季

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