読まなくなった本をフリマアプリで売ろうとしたこともありますが、そもそも中古で買うのがほとんどなので、たいした値がつきません。送料や手間のことがあって、私は定期的に、本を資源ゴミとして出すようになりました。
ある日の朝、マンション前にゴミ出しをして一度家に戻り、着替えてから会社へ行こうとすると……。
やはり私の本だけを、意図的に誰かが持ち去っているようでした。
朝起きてすぐゴミ出しをして、その後の出勤時にはなくなっているので、近所の人にちがいないと思いました。
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単に本が読みたいだけで、再活用すべく持ち去っているならまだいいのですが……ストーカーがゴミを漁る話を聞いたことがあります。うちの家のプライベートを探られているのなら、気持ちが悪いし怖いです。ましてやうちの娘は多感な時期にも差しかかっているし、心配にもなりました。
今のところ、本を持ち去っている人に対して咎めようと思う気持ちはありません。
ただ、ゴミ捨て場から持って行かれることが予想外すぎて不安や気持ち悪さを感じています。夫は気にしていないようですが、私は一体誰が何の目的で私と娘の本を持ち去るのか把握して、不安を払拭したいのです。
【後編】へ続く。
原案・編集部 脚本・rollingdell 作画・高橋ビッキー 編集・横内みか
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