コバエ駆除は「ハエの種類によって対策を変える」必要アリ!プロに聞いた方法とは?

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2024年06月27日 09:10  女子SPA!

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女子SPA!

※写真はイメージです
 気が付くといつの間にか飛んでいて、人を刺す・かむなどの直接的な害はないけれどうっとおしいコバエ。

 サイズが小さいために網戸をすり抜けたり、わずかな隙間から室内に侵入してきたりしますよね。小さすぎるがゆえに、叩いたり捕まえたりしようとしてもなかなか難しいのがイライラします。

 そこで今回はアース製薬に、コバエ対策を聞きました!(※以下、コバエの写真を掲載しています。苦手な方はご注意ください)

◆コバエの定義って?

 コバエといってもそういう名前の虫がいるのか? 定義(?)がわからない方も多いのではないでしょうか。

「コバエとは、ハエ類のなかでも体長が1〜5mmの小さなハエの総称です。コバエが成長して大きなハエになるわけではありません。一般家庭に発生するコバエの代表的な種類は、ショウジョウバエ類やチョウバエ類、ノミバエ類、キノコバエ類などですが、種類によって生態も発生場所も異なります」(アース製薬)

 種類ごとに特徴や対策も異なるんですね。ここで特に多いコバエの種類と対策を見てみましょう。

◆コバエの種類(ショウジョウバエ類・ノミバエ類)

【ショウジョウバエ類】

 キッチン回り、生ごみ付近に発生するショウジョウバエ類。体長2〜4mmで色は黄赤色、黒色なのが特徴です。

 気温が25℃なら卵から約10日で成虫になり、翌日には産卵します。その成虫が産卵するため、あっという間に増えてしまいます。特に果物を好む傾向がありますので、痛んだ野菜や果物、飲み残しのアルコールなどは注意が必要です。

 キッチンでゴミ箱は蓋つきのものを使用し、三角コーナーやシンクはこまめに掃除をして、生ごみはナイロン袋などで密封しニオイが漏れないようにして、できるだけ早めに始末します。食品や飲み物を放置しないことも重要です。

【ノミバエ類】

 同じくキッチン回り、生ごみ付近に発生するノミバエ類。体長は1〜5mmで黒色をしています。

 足が発達しているため、飛ぶというよりは俊敏(しゅんびん)に動き回るのが特徴です。

 キッチンでゴミ箱はフタつきのものを使用し、三角コーナーやシンクはこまめに掃除をして、生ごみはナイロン袋などで密封しニオイが漏れないようにして、できるだけ早めに始末します。稀に肉などの食品に潜り込み産卵することがあり、食品や飲み物を放置しないことも重要です。

◆コバエの種類(チョウバエ類・クロバネキノコバエ類)

【チョウバエ類】

 洗面所、バスルーム、トイレに多く発生するチョウバエ類は体長1〜5mmほどで黒褐色、黒色です。

 夜行性で日中はあまり活動せず、家の中のジメジメした薄暗い場所にいるのが特徴です。

 バスルームや洗面所、トイレなどの水回りは、掃除と換気に注意します。特に排水溝は、ヌメリやヘドロが残らないようにすることで発生予防に繋がります。

【クロバネキノコバエ類】

 観賞植物、植木鉢付近に発生するクロバネキノコバエ類は体長2〜4mmで灰黒色。

 腐った植物や植木鉢に生えるキノコ類などを食べて育ちます。リビングも観葉植物の周囲はこまめに掃除することが大切です。窓際も庭やベランダに植えた植物や家庭菜園などの土などから発生する可能性がありますので、注意が必要です。

◆コバエが発生した場合の対処法

 コバエはとても小さいため、屋外からの侵入を完全に防ぐことは難しいもの。前述のように発生予防はしていても、それでも発生してしまった場合はコバエ対策グッズで駆除しましょう。

 例えば、1プッシュするだけで部屋中のコバエを速攻駆除できるスプレー剤が便利です。キッチンなどでは誘因捕獲タイプの駆除剤を使用すれば薬剤が食品にかかることがありません。室内の植物の鉢の土に設置するタイプの粘着剤は、土の上を歩いて移動する習性があるクロバネキノコバエを捕獲することもできます。

<文/松本果歩>

【松本果歩】
インタビュー記事から食レポ記事までジャンル問わず執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA

このニュースに関するつぶやき

  • 小バエは厄介だよね。ダイソーにコバエホイホイの類似品が売っているけど、効果効能は大差があるよね。勿論、値段も全然違うけどね。だから、私は勧めない。
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