複数勝利はサンデーレーシングのみ 騎手だけでなく初GI制覇のオーナーも多数【春GI振り返り】

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2024年06月28日 07:30  netkeiba

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高松宮記念を制したマッドクール(c)netkeiba
 先週末に宝塚記念が終わり、一年も間もなく折り返し地点に達する。数々の名勝負や記録が生まれた半年間。本稿では「馬主」にスポットをあて、上半期のGIレースを振り返りたい。

 春の平地GI・12戦は、すべて異なる騎手が勝利する珍しい出来事があったが、馬主で複数勝利を挙げたのはサンデーレーシングのみだった。高松宮記念をマッドクールで、オークスをチェルヴィニアで制して2勝。ただ、2着は3回あり、5連対は最多だった。さらに高松宮記念の勝利で、JRA・GI完全制覇も達成。04年中山大障害(ブランディス)からおよそ20年で、史上初の大偉業を成し遂げている。

 また、沼川一彦氏、林田祥来氏、天白泰司氏、P.ラウ氏の4名はJRA・GI初制覇。林田氏はJRA初出走から4年目でのスピード達成だった。沼川氏、天白氏は長きに渡って馬主活動を続けているが、フェブラリーSおよびヴィクトリアMが重賞初制覇でもあった。

【春GIで勝利した馬主】(敬称略)
■フェブラリーS
沼川一彦 ペプチドナイル

■高松宮記念
サンデーレーシング マッドクール

■大阪杯
林田祥来 ベラジオオペラ

■桜花賞
吉田勝己 ステレンボッシュ

■中山GJ
内田玄祥 イロゴトシ

■皐月賞
三木正浩 ジャスティンミラノ

■天皇賞(春)
小笹公也 テーオーロイヤル

■NHKマイルC
社台レースホース ジャンタルマンタル

■ヴィクトリアM
天白泰司 テンハッピーローズ

■オークス
サンデーレーシング チェルヴィニア

■日本ダービー
ダノックス ダノンデサイル

■安田記念
P.ラウ ロマンチックウォリアー

■宝塚記念
岡田牧雄 ブローザホーン

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