ロッテ・金田優太「去年よりも強い打球が打てている感じがある」春季キャンプで徹底的に振り込んだ成果をシーズンで発揮

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2024年06月28日 08:12  ベースボールキング

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股割りティーをするロッテ・金田優太[撮影=岩下雄太]
 「去年よりも強い打球が打てている感じがあるので、そこは結果が出ているかなと感じています」。

 石垣島の春季キャンプで“強化組”として徹底的に鍛え抜いてきたロッテの金田優太は、ここまで一定の手応えを掴んでいる。今季はここまでファームで46試合に出場して、打率.262(122−32)、11打点。6月の月間成績は打率.353(34−12)だ。

 春季キャンプで山本大斗、勝又琉偉らとともに“強化組”だった金田は、午前中はウエイトトレーニングを中心に練習し、午後からはひたすら打ち込み、徹底的に鍛え抜いてきた。過酷な春季キャンプを戦い抜き、シーズンが開幕してからここまで「(去年に比べて)ライト方向に強い打球が今年は出ているなと思います。ファウルだった打球もあるんですけど、バッター有利なカウントでしっかり打ちにいけている。打球速度も上がっていますし強くなっているなと感じます」と好感触。

 6月2日のヤクルト二軍戦では8−2の5回一死一塁の第3打席、尾仲祐哉が1ボール2ストライクから投じた6球目の外角ボール気味のストレートをバットの先でうまく合わせてレフト前に安打を放つなど、今季は外角の球を逆らわずにレフト前安打にすることが多い。

 「逆方向に打つというのは高校時代からそういうバッティングをしてきたので、そこはそのまま継続してやりたいなと思います」。

 早いカウントから積極的にスイングするのも目立つ。「初球だったり、ファーストストライクに甘い球が来る確率が高いので、そこを打ちにいきますし、状況によってですけど、制球が苦しんでいる時には1球見たりとかしますね」。

◆ セカンドやサード中心

 守備では昨季はショートをメインに出場してきたが、今季はショートでの出場は1試合もなく、セカンドでチームトップの36試合、サードで5試合、ファーストで4試合に出場している。「落ち着いて今年はできているかなと思いますけど」としながらも、「土と芝生の間、ファームは土のグラウンドが多いので、そこの間の打球でエラーが1個、2個あったのでまだ課題はあります」と反省も忘れない。

 プロ1年目の昨季は「体力的にもキツかったので、あまりうまくいかなかったというのが一番でした」と振り返ったが、今季は「2年目で慣れもあるので去年よりはいい感じです」と体力面の心配もなくなった。

 二軍戦が終わった後も、「ウエイトをしていますし、寮に帰ってから早く寝ることを意識しています」とし、「まだまだ技術的に足りないので、練習は人よりやらないといけない。毎日続くので休まないと思って寝ています」とメリハリをつけた日々を送っている。

 「上で打率で勝負というか、安打数で勝負というか、二塁打、三塁打を多く打てるバッターになりたいなと思います」。将来を見据えて、ファームで一軍で戦える体力、技術をつけていく。

取材・文=岩下雄太

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