39歳サンティ・カソルラ、オビエドとの契約を1年間延長!「どこに行っても模範となる選手」

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2024年06月28日 10:14  サッカーキング

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今年で40歳になるカソルラは、現在オビエドでプレー [写真]=Getty Images
 オビエドは27日、同クラブに所属する元スペイン代表MFサンティ・カソルラとの契約延長で合意に至ったことを発表した。新契約期間は2025年6月30日までの1年間と伝えられている。

 カソルラは1984年12月13日生まれの現在39歳。アストゥリアス州出身で、オビエドのカンテラ(育成組織)に入団してから、同クラブで成長を続けていたが、2003年夏にビジャレアルのカンテラへ移籍し、同年12月にトップチームデビューを飾った。途中レンタル移籍を挟みつつ、徐々にマヌエル・ペジェグリーニ監督(現:ベティス)が率いるチームで主力に成長すると、2011年までの約7年間で公式戦244試合に出場し35ゴール35アシストをマークするなど中心選手として活躍。2011年夏には同監督が指揮を執るマラガへ完全移籍。最終的にはわずか1シーズンのみの在籍となったが、ラ・リーガ全38試合に出場して9ゴール6アシストを記録し、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。

 シーズン終了後にはアーセナルへ完全移籍し、自身初の国外挑戦を決断。アーセナルではそれまで主戦場としていたサイドの2列目だけでなく、中盤の一角としても活躍し、2013−14シーズンからのFAカップ2連覇に大きく貢献。2015−16シーズン以降は度重なるケガにも悩まされたが、アーセナルでは合計6シーズンプレーし、公式戦通算180試合出場29ゴール45アシストを記録した。

 2018年夏に古巣のビジャレアルへ復帰。ケガ明けの状態だったにもかかわらず、再びビジャレアルの“太陽”として輝きを放ち、2年間で公式戦通算86試合出場22ゴール22アシストを記録するなど、主力の1人として活躍を見せた。2020年夏からはアル・サッドへ移籍し、カタールの地で3年間躍動。同クラブでは公式戦通算96試合に出場し36ゴール38アシストをマークした。

 契約満了によりアル・サッドを離れると、昨年夏にはカンテラ時代を過ごした古巣のオビエドに復帰。“セグンダ”(スペイン2部)が定めた最低賃金でプレーし、ユニフォームの売り上げの10パーセントがカンテラへの投資に充てられ、全ての肖像権がクラブに譲渡されるという条件で、古巣に帰還を果たした。

 2023−24シーズン、オビエドはセグンダを17勝13分12敗の勝ち点「64」で6位フィニッシュし、昇格プレーオフに出場。昇格プレーオフ準決勝では、レギュラーシーズンを3位で終えたエイバルを2戦合計2−0で破ったが、決勝では4位のエスパニョール相手に2戦合計1−2で敗れ、2000−01シーズン以来24年ぶりのプリメーラ復帰は成し遂げられなかった。カソルラ個人としても公式戦26試合のピッチに立ち、コンディションの問題に悩まされながらも、ピッチに立てばそのスキルでチームに貢献していた。

 契約延長に際し、オビエドは「サンティ・カソルラは、ピッチ上の旗手であっただけでなく、ピッチの外でも、その影響力を色濃くする行動を示してくれた。ユースチームと密接に関わり、どこに行ってもオビエドの模範となる選手だった」という言葉で、カソルラのピッチ内外における行動を評価。「サンティの活躍をもう1シーズン楽しめることを、何よりも誇りに思い、感謝し、そして幸運だと感じている」と語った。

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