状況に応じた避難を 「異様な音」は土砂災害の“前兆” 雨が降っていなくても河川氾濫のおそれ…

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2024年06月28日 12:07  TBS NEWS DIG

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毎年のように各地で“記録的な大雨”による災害が発生しています。災害から命を守るために、適切なタイミングでの避難をお願いします。

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「異様な音」「腐った臭い」は土砂災害の“前兆”?

大雨の際には、土砂災害や河川の氾濫といった様々な災害が発生する危険がありますが、避難するかどうか、どのように判断すれば良いのでしょうか。

防災アドバイザーの岡本裕紀子さんによると、土砂災害には「前兆」があるといいます。

・地鳴りなど、普段は聞かない異様な音
・土や木の葉が腐ったような臭い

このような前兆があった場合、躊躇なく避難してください。

「前兆」がなくても、▼1時間に20ミリ以上の雨、▼降り始めからの積算雨量が100ミリ以上の場合は避難の目安となります。

雨が降っていなくても河川氾濫のおそれあり

河川の氾濫については、川の大きさによって避難のタイミングが変わってくるといいます。

▼用水路などを含む小さい川
短時間でも一気に水位が上がるおそれがあるので、とにかく早めの避難を心がけてください。

▼大きな河川
下流で雨が降っていなくても、上流で雨が降り続いている場合は時間差で水位が上がってくるおそれがあります。そのため、自分が住んでるエリアだけではなく、川全体のことを把握する必要があるということです。

冠水した状態での避難は「傘などで足元確認」「2人以上」で

冠水している状況で避難する場合はつえや傘などを持つようにしてください。

水害の水は濁っていて泥水で、足元が見えません。一歩先の足元を確認しながら移動できるように、つえや傘などを持ちましょう。そして、何かあった時にどちらか1人が助けを呼べるよう、必ず2人以上で避難してください。

あなたにあった「避難」を

避難所が開設されていなかったり、大雨で移動が困難だったりする場合はどうしたらよいのでしょうか。

▼自宅や親戚、近所の家など、近くの頑丈な建物の2階以上に避難
▼自宅の近くに崖などがある場合は土砂災害が起こる可能性があるため、自宅の中でも崖から離れた部屋、2階にとどまる

こういったことも避難行動に入ります。その場の状況から判断して、命を守る行動をとってください。(※1)

※1 政府広報オンライン、国土交通省より

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