「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年6月最新版】 ソフトバンクで実質価格が変動、ドコモと最安競い合う

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2024年06月28日 12:21  ITmedia Mobile

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iPhone 15

 2023年9月の発売後、好調に売れている「iPhone 15」シリーズ。iPhone 15シリーズはApple Storeの他、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアで購入できる。9月の発売時と比べて、一部の機種は価格や割引施策が変更されている。そこでこの記事では、2024年6月25日時点での価格をまとめた。一括価格に加え、4キャリアについては購入プログラムを利用して端末を返却した際の実質負担額にも言及している。価格は全て税込み。


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●一括価格はApple Storeが最安、4キャリアでは楽天モバイルが最安


 まず一括価格はどのモデルもApple Storeが最安だ。Apple Storeでの価格はiPhone 15が12万4800円から、iPhone 15 Plusが13万9800円から、iPhone 15 Proが15万9800円から、iPhone 15 Pro Maxが18万9800円からとなっている。これらの金額は発売時から変更はない。


 一方、4キャリアで一括価格が最も安いのは楽天モバイルだ。こちらも発売当初から4キャリアで最安だったが、2024年2月にiPhone 15シリーズの全モデルで5100円〜1万7000円の値下げを実施しており、さらに安くなっている。価格はiPhone 15が13万1800円から、iPhone 15 Plusが14万6800円から、iPhone 15 Proが17万4700円から、iPhone 15 Pro Maxが21万800円からだ。


●実質負担額はソフトバンクのiPhone 15(128GB)が最安


 続いて、4キャリアが提供している購入プログラムを適用して端末を返却した際の実質負担額を見ていこう。


 ドコモの「いつでもカエドキプログラム」「いつでもカエドキプログラム+」とauの「スマホトクするプログラム」では、24回払いで支払い、ドコモは支払い23回目の月(購入翌月の支払い1回目を起点にしているので同社は「23カ月目」と表記)、auは支払い24回目の月(購入月を起点にしているので同社は「25カ月目」と表記)に端末を返却すると、端末ごとに設定された24回目の「残価」の支払いが免除される。


 ドコモのいつでもカエドキプログラム+では、プログラム早期利用料を支払って12カ月目までに返却する選択肢もある(iPhone 15は対象外)。その場合、13カ月目〜23カ月目の支払いが免除され、1年でお得に機種変更が可能だ。なお、22カ月目までに返却する場合、月額880円〜1100円の「smartあんしん補償」を利用する必要がある他、返却時にいつでもカエドキプログラム+早期利用料(1万2100円)を支払う必要がある。


 ソフトバンクの「新トクするサポート」と楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」では、48回払いで支払い、購入から25カ月目に端末を返却すると、残りの支払いが免除される。つまり実質半額で利用できることになる。


 また、ソフトバンクではドコモと同様に一部の機種に対して、13カ月目に返却すると、13回以降の支払いが免除されてよりお得に運用できる「新トクするサポート(バリュー)」「新トクするサポート(プレミアム)」を提供している。2024年初めにはiPhone 15が「新トクするサポート(バリュー)」の対象となっており、1年間の実質負担額が12円という破格で購入できたが、現在は通常の「新トクするサポート(スタンダード)」しか選べない。代わりに、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxが「新トクするサポート(プレミアム)」の対象となった。


 これにより、MNP限定の「オンラインショップ割」を併用すると、iPhone 15 Pro(128GB)は実質負担24円で購入できる。ただし、新トクするサポート(プレミアム)を利用するには、「あんしん保証パック」(iPhone 15 Pro/Pro Max:月額1740円、iPhone 15 Plus:月額1540円)の加入が条件で、返却時に早トクオプション利用料(1万2100円)を支払う必要がある。


 ちなみに、ソフトバンク向けiPhone 15の256GBと512GBについては、128GBほど優遇はされておらず、256GBは実質6万1176円、512GBは実質8万1816円で4月時点(それぞれ2万2836円と3万3636円)から2倍以上の実質値上げとなっている。


 iPhone 15(128GB)の実施負担額がソフトバンクに次いで安いのが、ドコモの1万5598円だ。ドコモでも、iPhone 15は12カ月目の返却で安くなるいつでもカエドキプログラム+の対象外となり、従来のいつでもカエドキプログラムしか選択できない。それでも、128GBは23回目まで月額821円という格安設定になっており、23カ月目での返却では実質負担が1万8898円となる。加えて、12カ月目に返却すると、支払い自体は23カ月目まで必要だが、早期利用特典として、3300円(300円×11カ月)が引かれるので、実質負担額はさらに安くなる。


 ドコモはMNPで契約してiPhone 15を購入すると、5G WELCOME割として4万4000円を割り引くので、これが効いている。auの3万2740円も安い方だが、au Online Shopお得割が5500円にとどまっていることで差が出た。ただしau Online Shopお得割は、新規契約や機種変更にも適用される。


 iPhone 15 Plusに関しては、ドコモはMNPでの割引がなく、2万1984円のオンラインショップ割があるソフトバンクが最安。ソフトバンクは、iPhone 15 Pro Maxの128GBと256GBについてはオンラインショップ割が4万3968円に増額しており、これが効いて最安となった。512GBと1TBについては、実質負担額はドコモが最安。ソフトバンクはiPhone 15 Pro Maxでも最安となっている。


 こうしてみると、最安をドコモとソフトバンクが競っている形だが、この2社は1年返却、auと楽天モバイルは2年返却という違いがある。


●2年後に返却でもソフトバンクのiPhone 15(128GB)が最安 楽天モバイルも全体的に安い


 ここまで、4キャリアの実質負担額の最安値を比較してきたが、返却タイミングが1年後の場合と2年後の場合が混在しているので、フラットな比較にはなっていない。そこで、返却タイミングを2年後にそろえた実質負担額も比較してみた。


 iPhone 15(128GB)は、MNP限定のオンラインショップ割が効いてソフトバンクが1万4160円で最安となった。ドコモも5G WELCOME割により小差の1万5598円だ。2年で返却の必要があるとはいえ、かなりお得といえる。ドコモは256GB、512GBも他社に比べて大幅に安くなっている。


 iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro Maxは、ベースの価格が安い楽天モバイルが最安だ。iPhone 15 Proに関しては、ドコモとソフトバンクがMNPでの割引額を大きく設定している。このため、128GBと256GB、ドコモは512GBもiPhone 15 Plusよりも安くなるという逆転現象が起きている。


 なお、Appleについては実質価格を省いている。Apple Storeで購入したiPhoneも、1年後や2年後にAppleに下取りに出せば、その金額を引けるが、1年後〜2年後の下取り価格は現時点では分からないため。


●まとめ:どこで買うのがお得?


 128GBでも十分なので少しでも安くと考えるなら、ソフトバンクあるいはドコモに乗り換えてiPhone 15(128GB)を購入するのがベストだ。MNPが必須になるが、1万円台で最新のiPhoneを手に入れられる。


 iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxについては、1年後の返却で問題なければ、ソフトバンクを選ぶのがよさそうだ。2年返却の場合は楽天モバイルが総じてお得度が高いが、モデルによってはドコモやソフトバンクの方が安くなっている。


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