ひろしまアニメーションシーズンのプログラム発表、「トットちゃん」監督のトーク実施

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2024年06月28日 18:02  コミックナタリー

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「ひろしまアニメーションシーズン 2024」キービジュアル
国際アニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン 2024」のプログラムが発表された。

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8月14日から18日までの5日間、広島県・JMSアステールプラザにて開催される「ひろしまアニメーションシーズン」。日本で唯一の米国アカデミー賞の公認を受けているアニメーション映画祭だ。第2回となる今回は、ヤン・シュヴァンクマイエルの生誕90周年特集や、「ひろしまアニメーションシーズン」第1回にて4つの賞を受賞したステファン・オビエ監督「パニック・イン・ザ・ヴィレッジ」シリーズ特集などさまざまな年代の海外アニメーションが上映される。

また国内作品ではロングランヒットとなった「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」や、第56回カンヌ監督週間に公式セレクションされた山村浩二監督の新作「とても短い」といった作品をラインナップ。上映後トークも多数実施予定で、アヌシー映画祭でポール・グリモー賞を受賞した「窓ぎわのトットちゃん」の八鍬新之介監督、スタジオジブリに大きな影響を受けたパキスタンのアニメーション史上初の2D長編「ガラス職人」のUsman Riaz監督といったゲストの参加が発表されている。

第1回でも実施された性的マイノリティやジェンダーにまつわるクィア・アニメーションのプログラムを今回も用意。人々の複雑な経験をアニメーションならではの手法で自由に表現する作品群を「クィア・アニメーションのパースペクティブ」として、アニメーション作家の矢野ほなみがキュレーションする。

チケットは明日6月29日より各プレイガイドにて販売。タイムテーブルや全プログラムは「ひろしまアニメーションシーズン 2024」の公式サイトで確認を。

■ 「ひろしまアニメーションシーズン 2024」プロデューサー・土居伸彰氏コメント
国内にアニメーション映画祭が増えるなか、「ひろしま」という場所で何をすべきなのか徹底的に考え抜きました。その結論が、歴史の継承と更新です。世界がますます歴史を歪めて忘却し、目の前の現実への即時的な反応を求めるようになるなか、これまで私たちはどのようなアニメーションを愛し、どんな作家たちを祝福してきたのかを忘れないようにしたいーー「記憶し、それを語り継いでいくこと」こそが、この地で映画祭をやることの義務だと考えました。
歴史とは、紡がれていくものです。過去を見つめなおしたとき、そこから現在・未来へとつながる道が見えてくるものです。1990 年代以来日本で絶大な人気のシュヴァンクマイエルと、2020 年代にその後継になりそうなレオン&コシーニャの特集が並ぶのは、まさにそういう景色を作りたかったからです。
歴史の磁力に引き寄せられるようにして、今回はすでに150名を超える作家・関係者の来場が国内外から見込まれています。長編コンペティションに選ばれたパキスタン初の2D長編作品『ガラス職人』も要注目です。日本アニメに影響を受けながら、パキスタンの視点だからこそ辿り着ける領域へと、その表現をアップデートしています。
短編も長編もテレビもウェブも、分野は違えどたくましく作りつづけるクリエイターたちそしてその作品と出会いたいのであれば、「ひろしま」へぜひおいでください。歴史を語り合い、そして新たな潮流を、この場で一緒に紡いでいきましょう!

■ 「ひろしまアニメーションシーズン 2024」
期間:2024年8月14日(水)〜18日(日)
会場:広島県 JMSアステールプラザ

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