【アメフト】米国初撃破のQB小林伸光「約1年ぶりの試合、楽しめれば」大橋誠監督は勝因を分析

0

2024年06月28日 18:37  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

大橋誠監督(2013年12月撮影)

<アメリカンフットボールU20世界選手権:日本41−20米国>◇26日(日本時間27日)◇準決勝◇カナダ・エドモントン



日本が米国を41−20で破った。国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)主催の世界大会で本場に勝つのは史上初の快挙。大会としても、前身の世界ジュニア選手権、U19世界選手権から6度目の出場にして初の決勝進出を果たした。


大橋誠監督(59)と、試合MVPに選ばれたQB小林伸光(日本大2年)のコメントは次の通り。


▼大橋誠監督「選手がよく体を張って頑張ってくれた。結果に結びついて良かった。(米国は)個々のタレントは米国の選手らしい選手たちだった。今までは我々がオーガナイズドされたチームを作っても、個々の力で負けてしまうケースが多かったが、今回は1対1の勝負でやられる部分があったものの、こちらがやれている部分もあった。何よりも第1クオーターにある程度のリードを取れたことが一番の勝因だと思う。終盤、2ポゼッション差の場面はセーフティーリードではなく、守りに入らず攻撃してくれたので、それが良かった」


「前半にミスから失点しまったこと、後半の入りにバタついたところは、まだまだチームとして練り切れていないところ。当然、相手がうまくやった部分はあるが、我々自身が集団心理的に慌ててしまったところがあった。これも決勝に向けてはいい経験だ」


「決勝の相手はカナダかオーストリアになるが、どちらのチームもしっかりとオーガナイズドされたチームだという印象。我々の力が出しやすいものを、どれだけ相手に当てられるかという勝負になると思う(コメントはカナダ−オーストリア戦の開始前のもの)」


▼ゲームMVPのQB小林伸光「めちゃめちゃうれしい。米国をこの点差で倒すことができたのは初めてのことで、誇りに思う。試合の入りは緊張したが、フィールドに立ったら『やっと米国とできる』という気持ちが強くなり、緊張を忘れて楽しくプレーすることができた。ロングパスは決めることができたものもあったが、決まっていないものが多かったので、次の試合までに改善していく」


「自分自身、試合をするのは約1年ぶりぐらいだったので、その場の雰囲気に慣れるのは大変かと思ったが、それを楽しめればと思ってやってきた。日本代表のチームメートは上下関係もなく言い合えるので、一緒にプレーがしやすいし、気持ちがいい仲間だ。今日は米国に勝ったことを喜んで、明日から切り替えて、決勝で自分なりに日本代表の攻撃の魅力を出せるように練っていきたいと思う」


日本は30日午後5時(日本時間7月1日午前8時)から行われる決勝で、大会3連覇を目指す地元カナダと対戦する。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定